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目指すは「クルマ界のユニクロ」。日本×中国の新興EVメーカー「EMT」が「軽自動車EV」を投入する (1/2ページ)

目指すは「クルマ界のユニクロ」。日本×中国の新興EVメーカー「EMT」が「軽自動車EV」を投入する

この記事をまとめると

■2027年に軽EVを投入し2029年までに4車種を展開する予定のEMT「EMTA」

■第1弾は中国の技術・生産力・スピード感と日本の開発力を融合させた日本市場専用軽EV

■株主であるオートバックスの販売網も活用して新しいEVの価値を提案する

中国のスピードと日本の品質の融合

 日本の自動車産業に、新たなプレイヤーが現れた。株式会社EMTが展開するブランド「EMTA(エムタ)」だ。2025年1月30日の設立から準備を進め、2027年の第1弾モデル投入を目指す同社が、横浜市港北区に「R&Dセンター」を開設した。

 そして、R&Dセンターの公開にあわせてメディア向けの説明会を開催。この場でEMTの役員たちが語ったのは、単なる「安価なEV」ではない、日本市場に最適化された「新しいクルマのあり方」だった。

 交流会でブランドの立ち位置について、明快なたとえを用いてEMTとEMTAの関係を説明してくれたのが、CMO(最高マーケティング責任者)の打越氏だ。

「株式会社EMTをファーストリテイリングとするなら、ブランドであるEMTAはユニクロのような存在。誰もが日常で安心して、幸せに使えるブランドを目指しています」と語った。

 実際、EMTはEMTAを「Easy, Made To All」を語源とし、「すべての人の日常を幸せにする」ブランドと位置づけている。ブランドプロミスには「Daily Magic」を掲げる。

 また、質疑応答で記者の関心を集めたのは、第1弾モデルの「価格」と「販売網」だ。

「ガソリンの軽自動車と同等、あるいはそれ以下の価格で提供できなければ、普及は進みません。セカンドカー需要だけでなく、ファーストカーとしても選んでいただけるよう、バッテリーサイズも複数の選択肢を用意します。また、販売については株主であるオートバックスセブンのネットワークを最大限活用しますが、それだけでは埋められない空白地帯については、既存のディーラー各社にもお声がけし、共創のネットワークを構築していく考えです」と打越氏は説明した。

 EMTAは2027年に軽自動車規格のEVを第1弾モデルとして投入し、2029年までに4車種(軽自動車・乗用車・SUV・ミニバン)を展開する計画だ。販売については、オートバックスセブンとの連携に加え、ショッピングモール内の小型拠点や体験型スペース、移動型の出張店舗など、多様な接点を構築する方針も示している。

 さらに注目すべきは、従来型の自動車販売とは異なるビジネスモデルを志向している点だ。

「電気自動車はサービス(整備)での収益が期待しにくい。だからこそ、車両そのものの価値と、適正な販売価格のバランスを再定義したい」

 こうした考え方にも、新興メーカーならではの合理性が表れている。

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