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売ってるクルマなのに公式に「作ってません」!? トヨタ・ランクル70はディーラーマンも年単位で見かけない「幻のスーパーカー」だった (2/2ページ)

売ってるクルマなのに公式に「作ってません」!? トヨタ・ランクル70はディーラーマンも年単位で見かけない「幻のスーパーカー」だった

この記事をまとめると

■トヨタのランドクルーザーシリーズはどれも大人気だ

ランドクルーザー70に関してはそもそも生産休止になっている

■各地のディーラーでも1年以上扱っていないという幻のクルマだ

カタログモデルのはずなのにそもそも作ってない!?

 世の中がSUV人気になって久しいが、高額ながらもぶっちぎりの人気、SUVファン憧れの存在となっているクルマが、ランドクルーザー(以下:ランクル)シリーズである。2026年5月に登場したランクルミニことランクルFJの人気も凄まじく、受注開始即停止になったのはもはや予想どおりの展開。

 その提示額で売れるかどうかは別として、中古車価格では新車価格にプラス150〜200万円程度で推移。ランクル300やランクル250もやはりプレミア価格で、現在中古車市場にランクル300は400台ほど出ているが、1番安い物件でもGXグレードで約750万円。これは新車価格に約プラス200万円の額だ。ランクル250は一番安い物件がVXグレードで約550万円。これは新車価格よりも安いが2024年式で6万キロ走破というやる気を感じる1台であった。ただ、やはり予想どおり、ランクル250はかなりの数が出ているほか、残価設定ローンの影響などもあってか、新車価格以下の物件もチラホラ。今1番買いやすいランクルかもしれない。

 で、ここで問題なのは再再販となったランクル70だ。AXグレードのみで480万円という価格のこのクルマは、市場に現在は129台出ており、最安値が709万円。新車価格に230万円ほど乗っているので、野暮な話だが、下取りに出せばランクル300同様に確実に儲かる1台だ。よって、投機目的で狙う人も少なくないといわれている。

 しかし、このランクル70。現在トヨタのWEBサイトを見ると、なんともおかしなことになっている。というのも、サイト上の「工場出荷時期目処のご案内」というページを開くと、なんとなんと、「現在 生産を休止させていただいております」との表記が。ほかの車種に関しては買える買えないは別として、多くは「詳しくは販売店にお問い合わせください」とか、「○○○グレードと○○○グレード:6カ月程度」といった具合に状況や納期が書いてある。ランクル300や250、FJですら「詳しくは販売店にお問い合わせください」、もしくは「ディーゼル車のみ(ガソリン車は新規でのご注文停止中):ランクル300」、「ガソリン車のみ(ディーゼル車は26年12月以降発売予定):ランクル250」と書かれている。

 ランクル70は全然買えないクルマではあるが、大前提としてカタログモデルだ。これはどういうことなのか、本当に買えないのか、販売店に聞いてみた。

 まずはある地域のトヨタディーラーに「ランクルが気になっている」と問い合わせ。すると「ランクルはどれも難しいですね……」と開口一番に告げられる。それでは話が終わってしまうので、「サイトには『300はディーゼル』『250はガソリン』を受注中って書いてあるんですけど……」と聞くと、「サイトではそうかもしれないですが、各地域の販売会社に割り振られる台数が限られているクルマなので、ぶっちゃけご案内は難しいかと。FJも最初のロットが捌けたばかりなので」と返されてしまった。

 ここで、「本命は70なんですが」と聞くとそれはもうすぐに「もっと無理ですね(笑)」と苦笑い。「カタログモデルなのに作ってないってサイトに書いてあるんですが本当ですか?」と食い下がると、「あれはもう我々販売店の間でも幻のクルマなんですよ。もう1年か2年か触ってないです。しかもあれ、受注がされたとしても各店舗に1台なんですよ」との返答が。

「じゃあどうすれば買えるんですか?」と引き続き聞いてみると、「うちらの場合は、希望者を募っておいて、まあいつかは不明なんですが、受注が始まったら、とりあえず購入する意思があるか問い合わせて、あるとなれば抽選に応募ですね。そこから1名が決まります」とのこと。

 ただし、今この時点でいつ売るかもわからないのに、その店舗では数十人の応募があるというので倍率はかなりのもの。カタログモデルなのに作ってないという意味不明なクルマに、1店舗にこれだけの人が集まるのはさすがランクル。再再販から3年経った今でも、スーパーカーの限定車みたいな争奪戦状態だ。

 ちなみに、「ランクル300もほぼ厳しいですけど70よりはマシですかねえ。250のほうがご案内できる可能性が高いです」と語ってくれた。ランクル250は一説によると日本市場をメインにばら撒くためのランクルといわれていたので、見ない日はないほど溢れるようになったランクル250のマーケティングはまさにトヨタの読みどおりだ。

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