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大胆すぎるのはデザインだけじゃない! 新生ジャガー第1号「TYPE 01」が見せた新時代への回答 (2/2ページ)

大胆すぎるのはデザインだけじゃない! 新生ジャガー第1号「TYPE 01」が見せた新時代への回答

この記事をまとめると

■新生ジャガーの第1号車となる4ドアGT「TYPE 01」が正式発表された

■専用EVアーキテクチャーと圧倒的な性能で新時代のジャガー像を追求

■英国での設計開発とクラフツマンシップにこだわったモデルに仕上げた

EV専業ラグジュアリーブランドへ向かうジャガー

 電気自動車専門のラグジュアリーブランドへと生まれ変わる新生ジャガーにとって、まさに記念すべき第1号車4ドアGT「TYPE 01」が、とうとう正式発表された。大胆なデザインで世界を驚かせたコンセプトカー「TYPE 00」の披露からおよそ2年を経て、ついに市販に向けた全貌が明らかになった。

 車名の「TYPE」は歴代の名車たちへのオマージュ、「0」はテールパイプからの排出ガスゼロを、「1」は新世代の最初のモデルであることを意味するという。注文受付は2027年初頭に開始予定で、最初の顧客への納車は同年後半を見込む。車両本体価格は、ベーシックグレード「1030」が2188万円、上級グレード「Design Vision」が2552万円(限定車の価格は未確定)。もはや既存プレミアムセダンの個性的な選択肢という立ち位置ではなく、ジャガーの思想や歴史に価値を見いだす限られた顧客に向けたブランドへと変貌した格好だ。

 TYPE 01最大の特徴は、既存のEVプラットフォームに頼らず、ジャガー専用に開発した電気自動車アーキテクチャー「JEA(Jaguar Electric Architecture)」を新たに採用した点にある。まずどんなジャガーをつくるべきかを起点に、理想のプロポーション・ドライビングポジション・インテリア空間を決め、それを実現する技術として専用アーキテクチャーを築き上げたという開発姿勢が貫かれている。

 全長5325mm、全高1403mmというロー&ワイドなスタンスに、低いルーフライン、短いフロントオーバーハング、長いボンネット、伸びやかなリヤオーバーハングを組み合わせ、標準23インチ(オプションで21インチも選択可)という大径ホイールを装着。フロントアクスル中心から前ドアまでの距離(プレミアムレングス)は898mmに達し、車体全長のじつに17%を占める。

 これはEVとしては異例の長さで、比率でいえば名車「Eタイプ」にほぼ匹敵するという。床下に電池を敷き詰める一般的なEVパッケージでは着座位置が高くなりがちだが、TYPE 01は大型角形セルの配置を最適化し、前席乗員の足もと付近にセルを置かない空間を確保することで、低いドライビングポジションを実現した。

 エクステリアで象徴的なのが、通称「インポッシブル・パネル」と呼ばれる約3mに及ぶ一体成形のアルミニウム製リヤクオーターパネルだ。5つの面と3本のキャラクターラインを一点に収束させるこの形状は、シミュレーション上では量産困難とされたが、2500tの圧力をかけるプレス工程を6段階重ねるという新たな成形方法を開発陣が約1500時間かけて編み出し、実現にこぎ着けた。

 走行状況に応じて開閉するアクティブベーンや3段階可変式スポイラーなど空力への配慮も徹底しており、風洞実験は7000回を超え、Cd値0.23というジャガー史上もっとも優れた空力性能を達成している。

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