
この記事をまとめると
■過酷なスパ24時間レースのラスト30分は9台が同一周回という大接戦
■日本人唯一の参戦となった濱口弘選手は総合38位・クラス4位で完走
■レース翌日はベルギーからドイツへ帰路のドライブ
「スパ24時間レース」がいよいよ決着
ヨーロッパを襲った大熱波のさなかに開催された2026年のスパ24時間レース。土曜日の午後4時半、大歓声のなかで戦いの火蓋が切られました。路面温度は50℃を超え、レーシングカーのなかも相当な暑さ。レーシングスーツやアンダーウェアを着込んだドライバーの体感温度も相当なものだと思います。大半のGT3マシンにはエアコンが備わっていますが、チームやドライバーにとってはポテンシャルの低下を懸念してエアコンをオフにしている車両もあります。
土曜日の夜は午前2時ごろまでサーキットでレースの様子を見守り、いったん宿へ戻って仮眠。翌朝におにぎりを作って再びサーキットへ戻ってきました。
ゴールまでにはまだ時間があるので、ピットビルの上で開催されているスーパーカーの展示に行ってみました。普段はなかなかお目にかかれないような超スーパーカーが並び、なかでもアストンマーティンをベースにしたNARANは見たのも聞いたのも初めて。一体どんな方がこれを所有されているのか気になります。
また、スパ24時間レースが組み込まれているGTワールドチャレンジ(GTインターナショナルチャレンジ)やそのサポートレースに参戦しているジェントルマンドライバー、さらにはスポンサーやVIPゲストの方々はかなりのクルマ好きばかりで、パドックに駐車されている彼らの車両もかなりフォトジェニックでした。
さて、いよいよゴールの時間が迫ってきました。ラスト30分で同一周回で9台、そのなかでもトップを走るのは34号車のアストンマーティン。ギャップはごくわずかでそれに迫るのが80号車のポルシェ。表彰式が行われるのはオゥ・ルージュの裏手のイベント広場で、メディアセンターからは少し距離があります。優勝が誰になるのか気になりながらも表彰会場へと向かいました。
そして、大勢のファンに出迎えられて表彰式へ一番に乗り込んだのは80号車のポルシェでした。総合優勝に続き、各クラスの表彰式が行われて大勢のファンが2026年のスパ24時間レースに盛大な拍手を送り幕が閉じました。
日本人で唯一の参戦を果たした濱口 弘選手の79号車ポルシェは総合38位、プロ・アマカップクラスで4位という素晴らしい成績で無事に完走を遂げられました。レースウィークの木曜日に起きた食中毒に加え、熱中症で意識を失って救急搬送をされたにもかかわらず、ギブアップせずに不屈の精神でチェッカーフラッグを受けられました。
しかも濱口選手は、レースウィークの大変ななかでも本業である経営者としてのお仕事をこなしておられたとか。もう超人としか思えません。
レース翌日は少しのんびり起きて、サーキット近くの街であるマルメディで少し買いもの。ベルギーのステキな道を走りながらドイツへと向います。スパからの帰り道は、時間に余裕があるときは高速道路を通らずに丘陵地の美しい下道を走りながら国境を越えるルートで走っています。とても静かで空気もひんやりして気もちがよく、牛や羊やヤギが放牧されているのどかな風景は、昨日までのエキゾーストノートが轟くレースとは真逆の世界ですね。
ドイツに入ってからはアウトバーンに乗ります。道中はアップダウンやカーブが続くとても楽しいドライブ区間なのですが、残念ながら本当にガソリン価格が高くて日々の暮らしも厳しく、省エネ走行に徹したために走りを楽しむことはできませんでした。
道中で必ず立ち寄るドイツのサービスエリアのガソリン価格はもちろんのこと、販売されている商品やレストランのお食事は非常に割高とあり、一旦アウトバーンを降りて出口近くの大型スーパーマーケットに寄ってフードコートで食事をしました。サービスエリアの3分の1ほどの価格で大満足! そのまま長い道中でお腹が空いたときのためにカツサンドも購入しました。
自宅に到着したのは深夜でしたが、無事に帰宅できました。長距離を運転していると、どうしても事故に遭遇することもありますが、時間がかかっても無事に帰宅できることが何よりも大事だといつも実感します。
