なんと日本の大正時代にベルギーで始まっていた24時間レース。スパ・フランコルシャンを現地リポート【みどり独乙通信】 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■スパ・フランコルシャン24時間レースを取材した

■1924年から開催されている伝統的なレースとしてベルギーでは親しまれている

■ベルギー出身のドライバーであるマキシム・マルタンがレース前に記者会見を行った

欧州24時間レースの締めはスパ・フランコルシャン

 ヨーロッパ三大24時間レースの1戦となるスパ・フランコルシャン24時間レースの取材に行って参りました!

 すでにニュルブルクリンクとル・マンは2026年の大会を終えていますので、スパがこの三大レースの最後を飾ります。ル・マン24時間レースが開始したのは1923年。その翌年に開始したのがスパという歴史を誇る伝統的なレース。時代によって主催者や参戦車両が変わり、戦争などの影響で幾度もの休戦を経て、2011年からは現在のSROグループが主催するGT3マシンでの24時間レースとなりました。

 1924年の第一回大会が行われたころの日本は大正時代。大正デモクラシーが起きたり、1923年は関東大震災に遭うなど、歴史の教科書で習うようなことが起きていた時代に、ベルギーでは自動車のレースが開始していたなんて驚くばかりです。

 スパ24時間レースは、F1に次ぐ大きなイベントとして長年ベルギー国民の間で親しまれているモータースポーツイベントですが、昨今のスパ24時間レースは、ニュル24時間レースとともにインターナショナルGTワールドチャレンジの1戦に組み込まれています。したがって、数多くのチームが両レースに参戦していることから、共通のお得な割引チケットも販売されていて、GTレースファンにはうれしいかぎり。私の自宅からはどちらも遠いのですが、ニュルとスパの間はわずか100km前後(ルートにもよる)とお隣さんという感じです。

 スパ24時間レースには、ヨーロピアンGT4選手権、ランボルギーニ・スーパートロフェオとマクラーレン・トロフィ・ヨーロッパ、今季から開始した旧モデルのGT3マシンによるレースのGT3レジェンズがサポートレースとして組み込まれています。

 灼熱のレースウィーク、パレードの翌日はフリープラクティスを経て予選や深夜に渡るナイトセッションがびっしりと詰め込まれていますので、ドライバーやチーム関係者のみならず、ファンのみなさんにとっても体力勝負ですね。

 スパは全長7.004km。スタンドがあるのはごく一部で、ファンのみなさんの大半はキャンプ用の折り畳み椅子をもって、コースサイドのお気に入りの場所で観戦するスタイルです。


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