
この記事をまとめると
■三菱が14年ぶりにSEMAショーへ出展
■「アウトランダー ダイヤモンドトレイル エディション」など計6台を公開
■ラリーで培った四輪駆動技術を軸に冒険志向のブランド戦略を打ち出す
本格オフロード仕様のアウトランダー
三菱がSEMAショーに出展する。そう聞いて「懐かしい」と感じる人はかなりのマニアだ。米国ラスベガスで開催される世界最大級のアフターマーケット見本市に、三菱が最後に姿を見せたのは2012年。それ以来、14年ぶりの出展となった。
三菱自動車の北米法人は、11月3日から6日にかけて開かれる2026年のSEMAショーでウエストホールにブースを出展すると発表した。目玉は、「アウトランダー ダイヤモンドトレイル エディション」の世界初公開だ。
三菱によれば、ダイヤモンドトレイル エディションは「これまででもっとも悪路走破性の高いアウトランダー」とのこと。北米でもっとも売れている三菱車であるアウトランダーに、これまでにないタフさを与えたコンセプトモデルだ。
走りの面でもっとも大きなトピックは、三菱の四輪制御システム「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」に、新たに「ロックモード」が加わったことだ。これは新型パジェロのS-AWCにも備わるドライブモードで、ブレーキ制御を強化し、ホイールスリップを素早く抑え、トラクションを確保するモードで、ほかのS-AWCのモードよりも作動が速いという。
メーター内には新しい専用画面が表示され、前輪の舵角、各輪のスリップ、トラクションコントロールの介入状況が確認できる。マルチビューカメラも、通常モデルでは時速10kmまでしか作動しないがこのモデルでは時速30kmまで表示し続ける。さらに、ロックモードを選ぶと、ヒルディセントコントロールが自動で作動し、速度の設定も調整可能だ。岩場やこぶの多い路面を、ゆっくり、確実に下れる。
外観は、マットブラックの力強いグリルと、ブラックのダイナミックシールドのトリム、ブラック仕上げのヘッドライトで精悍にまとめた。前後バンパーを新しい形状にして、アプローチアングルは18.3度から20.5度に、デパーチャーアングルは22.2度から23.1度に改善している。
足もとには、専用の18インチブラックアルミホイールに、ネクセンの「ロディアン ATX」オールテレーンタイヤを組み合わせる。力強いオーバーフェンダーを備え、ルーフレールはルーフラックの取り付けや荷物の固定がしやすい高さのあるタイプとした。
室内は、ダークグレーにカーキのステッチをあしらった新しいシート素材が専用に用意される。水をはじき、汚れが落としやすい素材で、アウトドアで使うことを前提にした仕立てだ。マットブラックやダーククローム、ダークサテンで統一し、シートバックとフロアマット、ドアトリムには専用のロゴが入る。このロゴは、ダウンヒルのコースを滑り降りるアスリートをイメージしたもので、三菱のスリーダイヤのモチーフとも重ねている。ボディカラーには、新色の「トレイルグリーンメタリック」を設定し、ホワイトルーフとの組み合わせも選べる。
