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F1だけじゃなくてオフロードでもホンダは大暴れ! 驚愕の1300馬力SUV「パスポート バハスペック」がSEMAショーに降臨

F1だけじゃなくてオフロードでもホンダは大暴れ! 驚愕の1300馬力SUV「パスポート バハスペック」がSEMAショーに降臨

この記事をまとめると

■ホンダが2026年のSEMAショーに出展する車両を発表した

■「ホンダ・パスポート バハスペック」はBaja1000に出場するために作られた

■1300馬力を発揮するパワーユニットを搭載する

ホンダが作るオフロード界のF1マシン現る

 アメリカのカスタムカー文化は、日本以上と言っても過言ではない。そんなアメリカでは、2026年11月3日(火)〜 11月6日(金)に、SEMAショーが開催される。これは、アメリカにおける最大級の自動車アフターマーケット見本市で、日本では東京オートサロンや大阪オートメッセが近い性質を持つ。

 そんなSEMAショーには自動車メーカーも多数出展するのだが、なかでも現地で絶大な支持を得ているホンダは今回、とんでもないモンスターマシンを持ち込むというので、その中身を紹介する。ただし、タイプRやタイプSといったオンロード特化型のスポーツモデルではなく、オフロードマシンとのこと。

 車両名はズバリ「ホンダ・パスポート バハ スペック」だ。一応車名にはパスポートと、日本でも2026年内に北米からの輸入という形で展開される予定のSUVの名前が入ってはいるが、写真を見てわかるように、もはや原型を留めていない。

 この車両は、”バハ(Baja)”の名前が示すように、世界有数の過酷なオフロードレースでお馴染みの、Baja1000におけるトロフィー・トラッククラスに参戦するためにホンダが仕立てたマシンだ。なお、このBaja1000は、意外かもしれないがホンダの存在が大きく関係している。というのも、まだこのレースが始まる前に、ホンダは自社のバイク「CL72 スクランブラー」を、メキシコのバハ・カリフォルニア半島におけるティファナからラパスまで、およそ1000マイル(約1609km)を39時間56分で走破。

 これが話題となり、この競技が生まれたという。ホンダはBajaの歴史においてもっとも多くの勝利を挙げた二輪メーカーで、通算22回の総合優勝と多数のクラス優勝を獲得。四輪においても、2015年以降、Baja1000での4勝とBaja500での5勝を含む、クラス優勝17回を成し遂げている名門だ。

 今回展示されるこのマシンは、HRC USとメイソン・モータースポーツによって開発・製造され、高度な数値流体力学(CFD)を用いた空力設計を取り入れた車体デザインと、最先端の車両制御ソフトウェアで制御される車両だ。

 自社開発となる、IMSA耐久選手権で実績のある2.4リッターV6ツインターボエンジンと専用設計の800Vハイブリッド・エレクトリック・システムを組み合わせた先進ハイブリッド・パワートレインが心臓部に収められており、その最高出力は驚愕の1300馬力! このパワーユニットはAcura ARX-06 GTPマシンに搭載され、「デイトナ24時間レース」や「セブリング12時間レース」で優勝を飾るなど、実績はお墨付きだ。

 このスペックは、これまでに参加してきた同クラス車両たちに採用されていた、9リッターV8自然吸気エンジンを上まわる出力性能だという。9リッターという規格外の排気量にも驚きだが、それをモーターと組み合わせて1/3以下の排気量で発揮してしまうというのだから驚異的と言える。トランスミッションは、メイソン・モータースポーツが開発したMasomatic 5速トランスミッションだ。キャビン中央には145ガロン(約549リットル)もの容量を誇る燃料タンクを備える。

 バッテリーは、1世代前のF1マシンからフィードバックを受けているとのことで、このあたりはホンダの強みだ。このほかにも、過酷な悪路を駆け抜けるために必要な専用の足まわりや電子制御技術がこれでもかと投入されている。もちろん、これだけの内容が詰め込まれているだけに、冷却性能や空力も徹底的に研究されているとのこと。

 この車両は、2027年6月の「バハ500(約805km)」で実戦デビューし、60周年を迎える2027年11月のBaja1000レースでの総合優勝を目指すとしており、ドライバーはBaja1000で2度の総合優勝を誇るブライス・メンジース選手となる。

 まさにオフロード界のF1と言っても過言ではない、1300馬力の怪物オフローダーがどのような戦果を見せてくれるのか楽しみだ。

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