この記事をまとめると
■日産が2026年のSEMAショーに出展するクルマを発表
■セントラをベースにした「セントラ Spec-Vコンセプト」が登場する
■エンジンから足まわりまでGT-R用のパーツなどを用いて仕上げた力作だ
俺らが日産に求めるのはこういうクルマだ!
日産と切っても切り離せない関係にあるのがモータースポーツだ。数え始めたらキリがないので省略するが、歴代GT-RやフェアレディZなどが世界中で築いてきた実績は、今もなお多くのファンの心を掴んで離さない。
しかし、現在の日産におけるラインアップで、「スポーツカー!」と呼べるようなクルマはフェアレディZ(RZ34)のみで、18年間生産が続いた日本発のスーパースポーツ、GT-Rも2025年をもって生産を終了。次期モデルを望む声は多いが、これといった詳しい情報はない。せいぜい「次のも出す!」とイヴァン・エスピノーサCEOが宣言している程度。
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ただ、GT-Rはデビュー時に777万円だった価格が最終的には1500万円程度にまで引き上げられたので、次期モデルも簡単に手が出せるような価格にはならなそうだ。
一方で、日産ファンのなかには生粋のスポーツカー好きも少なくない。GT-RやフェアレディZほどのスペックを要さない人も大勢いる。
今回紹介するクルマは、そんな日産ファンたちが「欲しい!」となるであろう魅力的な1台だ。そのクルマとは、2026年11月3日〜6日にラスベガスで開催される「SEMAショー2026」に出展するという1台、「セントラ Spec-Vコンセプト」である。
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「セントラ?」となるのも無理もないが、このクルマは今は亡きサニーの北米モデルに与えられた名前で、要するにコンパクトFFセダンだ。まだ北米や南米ではこのクラスのセダンも需要があり、それなりに売れている定番モデル。このセントラを、日産は北米におけるカスタムカーの祭典、SEMAショーに出展するというのだ。
明らかにスポーティ……というよりはレース参戦車両のような雰囲気すら漂うが、中身も徹底的に作り込まれている。
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心臓部となるエンジンは、MR20DDという2リッターNAエンジンをベースにターボ化。タービンはギャレット製のG25-550ターボチャージャーとし、WPC処理を施したブロックや専用ピストン、クランクシャフトの加工などなど、フルチューンと呼んでいいほど、徹底的に組み直されているのが特徴だ。これにより300馬力を発生させるとのこと。
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また、これに伴い燃料系のパーツも見直して強化。さらに極め付けは、NISMO Juke RS用の6速トランスミッション(ヘリカルLSD付き)を搭載している点。300馬力のFFセダンをMTで操れるという、クルマ好きであれば「これこれ!」と唸る構成だ。
エクステリアも見てのとおり作り込まれている。例えばこのワイドボディはBOMEX製のワイドボディキットで、リヤスポイラーはR35 GT-R NISMO用をインストール。マフラーはイカついサイド出しだ。車内も専用パーツだらけで、シートに関してもR35 GT-R NISMO用が導入される。
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足まわりは市販のセントラ用の車高調を日産側でチューニングし、サーキット走行を視野に入れたスペックへリメイク。スタビライザーなどもNISMO製だ。また、ホイールには定番のNISMO LM-RS1を履くが、サイズはなんと19×9.5Jというビッグサイズ。タイヤは265/35R19サイズのヨコハマ アドバン・ネオバ AD09となっている。
随所にGT-R NISMOのパーツを導入し、このサイズのタイヤが入っているということは……そう。ブレーキもR35 GT-R用である。フロントはブレンボ製6ピストンキャリパーで、リヤも同4ピストンキャリパーだ。さすがにオーバースペックな感じが否めないが、圧倒的制動力を手に入れている。
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ちなみにこれだけセントラを魔改造した背景には、2026年でセントラのスポーツモデル、SE-Rが北米にやってきて35年目を迎えたという、記念的な背景もあるとのこと。余談だが、この”スペックV”というのも、かつてGT-Rに設定されていたハードコアモデルのDNAを受け継ぐ魅力的なグレード名であることも、日産ファンであればお気づきだろう。
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セントラの導入を望む声も日本では多いほか、FFで300馬力となると、シビックタイプRやゴルフGTIなど、名だたるFFスポーツが存在する激戦区。ぜひ日産もこのセントラを元にした市販モデルを展開して、三つ巴の最速FFバトルを繰り広げて欲しいと思うのは、筆者だけではないはずだ。