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メーカーに直撃! 幅が広すぎてわからない今流行の自動車ジャンル「SUV」の本当の定義とは (2/2ページ)

メーカーに直撃! 幅が広すぎてわからない今流行の自動車ジャンル「SUV」の本当の定義とは

トヨタは「スポーツ用多目的車」「多目的スポーツ車」などと回答

 相変わらず世界的に人気があるSUV。もともとはジープやレンジローバー、トヨタのランクルや日産サファリなどの、悪路に強く、多くの荷物を積めるクルマのカテゴリーで、日本では「四駆」とか「クロカン四駆」と呼ばれるクルマたちのことを差していた。

 しかし近年は、背の低いSUVやクーペスタイルのSUV、ラグジュアリーを重視した高級SUVまで登場し、定義が不鮮明に……。

 そこで、去年12月に5代目RAV4を発売したトヨタに、「SUVとは?」という質問を投げかけてみた。ちなみに、1994年にデビューした初代RAV4こそ、それまでの「SUV=ラダーフレーム」という流れのなかに、モノコックボディで登場したSUVで、いまでいうクロスオーバーSUVの元祖的存在。

 そんなSUVの歴史を変えたトヨタの解答は、「SUVとは、Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略語です。直訳すると、スポーツ用多目的車、多目的スポーツ車、あるいは多目的な空間を持ったクルマとなります。つまり、仕事からアウトドアレジャーまで、多目的に使えるスポーツ車がSUVです」、とのこと。

 もう少し突っ込んで、「SUVのS、スポーツとは、クルマがスポーティに走るという意味なのか? スポーティなスタイルのことなのか? スポーツをする人のためのクルマなのか?」と訊ねたところ、前述のとおり、スポーティな多目的乗用車の総称として使っているので、とくにトヨタとしての定義があるわけではないという、至極まっとうなお答えが……。

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