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日本の道路事情は昔からほぼ変わらないのになぜ? クルマが大きくなる「3ナンバー化」が続々進むワケ (2/2ページ)

日本の道路事情は昔からほぼ変わらないのになぜ? クルマが大きくなる「3ナンバー化」が続々進むワケ

3ナンバーが増えているのは全幅が拡大しているため

 トヨタ・カローラ(セダンとステーションワゴン)がついに3ナンバーサイズのボディになってしまった。グローバルモデルよりも幅の狭い日本向けナローボディを採用したとはいえ、3ナンバーという記号的な要素にカローラファンは反発するという意見もあった。しかしながら、2019年10月の国内における登録車の新車販売台数をみると、カローラは通称名別ランキングのトップとなった。

 もちろんフルモデルチェンジしたことによる新車効果と、消費税増税による買い控えという複数の要素がカローラをトップに押し上げたといえるが、それでもカローラが登録車販売のトップとなったことは3ナンバー化による悪いイメージを払拭するエピソードとなりそうだ。

 さて、5ナンバーよりも3ナンバーは絶対的に大きいというイメージがあるだろうが、そう単純な話ではない。具体的には全長4.7mを超えるか、全幅1.7mを上まわるか、内燃機関であれば総排気量2リッター以上という、いずれかの条件に合致したときに3ナンバーとなる。極論すれば軽自動車サイズのボディに2.2リッターエンジンを載せれば3ナンバーとなるし、排気量1リッターのエンジンでも全幅が2mあれば3ナンバーだ。ミニバンなどではエアログレードのバンパーが大きく、全長が4.7mをわずかに超えただけで3ナンバーになっているケースもある。3ナンバーだから、必ずしもパワフルでボディが大きいとは限らない。

 そして、近年3ナンバー車が増えていると感じているだろうが、その多くは全幅によるものだ。フォルクスワーゲン・ポロに代表されるBセグメントのコンパクトカーであっても全幅が1.7m以上となっているのだ。その理由は、おもに安全性の向上にある。とくに側面衝突での安全性を確保するには、絶対的なスペースが必要で車幅が広がる傾向にある。

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