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気のせいじゃなかった! 軽自動車のハンドルが「遠い」と感じるワケ (2/2ページ)

気のせいじゃなかった! 軽自動車のハンドルが「遠い」と感じるワケ

背の高い人ほど軽自動車で快適で安心できる運転姿勢を取りにくい

 軽自動車を運転する際、ハンドルが遠いと感じる人がいるかもしれない。ハンドルに手が届くように座席の背もたれをさらに起こすと、ヘッドレストが後頭部に当たり、姿勢もより背筋が立ったようになって、腰が落ち着かなくなるのではないか。あるいは、ハンドルに手が届くようにと座席位置を前へ移動させると、足元が窮屈になり、ペダル操作をしにくく感じるのではないか。

 背の高い人ほど、軽自動車で快適かつ安心できる運転姿勢を取りにくいはずだ。理由は明らかで、ハンドル位置の調整用のテレスコピック機能が装備されていないからである。軽自動車で唯一テレスコピックを装備するのは、ホンダN-WGNだ。それ以外は、ホンダのN-BOXでもテレスコピックは装備されていない。

 テレスコピックとは、ハンドルの前後位置を調節する機能だ。これに対し、ハンドルの上下位置を調節する機能を、チルトという。そしてこのチルト機構は、ほぼすべての軽自動車に装備されている。

 登録車になると、多くのクルマでチルトとテレスコピックの両方を装備している。ただし、コンパクトカーといわれる比較的小さな車種では、軽自動車と同じようにテレスコピックを装備しない例が多い。

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