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PHEVって実際どうなの? エクリプスクロスとアウトランダーでグランピングに挑戦してみた (1/2ページ)

PHEVって実際どうなの? エクリプスクロスとアウトランダーでグランピングに挑戦してみた

エクリプスクロスはいま三菱車でもっとも美しいと思えるデザイン

「スウィィィ~~ン♫」。凍てつく寒さもウイルスもこの空間にいるときだけは忘れられそうな安心感と心地よさとともに、三菱の二台のPHEVモデルに乗ってショートトリップに出かけてきました。今回はWEB CARTOP編集部の乾ちゃんと私と、ランデブードライブです。最終目的地は九十九里(千葉)のグランピング場。PHEV=プラグインハイブリッドシステムを搭載するこの二台は心地よいドライブを可能にする“クルマ”としてだけではなく“発電所”にもなる。移動した先でも頼もしくて楽しいパートナーになり得るのです。ちなみに「スウィィィ~~ン♫」というのは、新型エクリプスクロスの体感的な走行音と走行フィール。

 そんな頼もしさや楽しさをお伝えする前に、今回の主役たちをご紹介しておきましょう。三菱のSUVのラインアップには大きいほうからアウトランダー、エクリプスクロス、そしてRVRがあります。そのなかで今回はPHEV=プラグインハイブリッドを搭載するエクリプスクロスとアウトランダーを連れ出しました。

 プラグインハイブリッド車はEVとハイブリッド車とガソリン車が合体したようなクルマ。三菱のPHEVは前後輪に小型かつ軽量、なのに高出力を発するモーターを搭載し、低中速で走る街中のようなシーンではEV=モーター駆動(4WD)を積極的に行うけれど、バッテリーや走行状況に応じてエンジンで発電(充電)もするし駆動(走行)もする。エンジンで駆動している時でもモーターがアシストするため、どんな走行シーンでもつねにモーターが駆動に関わっているのです。

「あらっ? エクリプスクロスにPHEVがあるの?」と思った方はクルマ通か現行モデルのオーナーさんかしら。エクリプスクロスは2018年に新型のクロスオーバーSUVとして登場して以来、ガソリンエンジン車とディーゼル車がラインアップされていましたが、昨年末に初めてビッグマイナーチェンジを行い、ガソリン車とPHEV車の2ラインアップとなりました。

 同じくガソリンエンジン車とPHEV+4WDをラインアップするアウトランダーも2018年にボディ剛性を大幅に見直すなど走行性能を向上させるビッグマイナーチェンジが行われています。

 新型エクリプスクロスはご覧のとおり外観のデザインをガラッと一新。新型エクリプスクロスはPHEVモデルが加わり、デザインもビッグにマイナーチェンジを果たしたという点が主な注目点。個人的にはいま三菱でもっとも美しくてカッコイイモデルなのではないかと思うほど。

 というわけで早速、新型エクリプスクロスのデザインの特徴から見てみましょう。美しいと表現したくなるのがフロントマスク。ブラックで統一された立体感もあるグリル上端の位置が高くなったように思えることで顔つきは上下方向の厚みが増したように見えます。またボンネット下の左右に薄く切れ上がり煌めくデイタイムランニングライトを配置。「ヘッドライトはどこにいっちゃったの?」というと、フロントバンパーに上下に二個埋め込まれた楕円ライトの上がヘッドライト、下がフォグランプ。ライト類の配置もまた新顔ぶりとワイド感を演出する視覚的な効果を生んでします。とてもユニークであり、端正な美しさが感じられます。

 ダブルガラス(二段に分かれていた)を採り入れたデザインが強い個性を放っていたリヤビューは、新型でシングルガラスを採用し立体的なリヤコンビネーションランプの採用とともに大きなイメチェンを図っています。上下方向に厚みを持たせたテールゲートはSUVらしく荷物の収納量を期待させるし(実際に収納量も増えています)、ドッシリとした走りの安定感も想起させてくれる。またシングルガラスになったことで後方の視界はこれまでも視界にネガな印象はなかったものの、新型はルームミラー越しに見た際の“スッキリ見え”感は増した感あり。

 じつはボディサイズは全長が140mmほど延びています。これはPHEVのシステムを搭載するためリヤタイヤ後部が105mm、フロントも35mm延長したのだとか。おかげでリヤの延長分はラゲッジの収納量もアップにも繋がっているのですが、フロントの延長理由は三菱がいかに新型エクリプスクロスのデザインにこだわっているのかがうかがえるポイントでもあります。真横から見るとより伸びやかで躍動感のあるフォルムが以前よりも車格感がアップしたようにも見える。「都会の街並みにも映えますね!」と乾ちゃんも絶賛。三菱のデザインのクオリティ、確実に上がっています。

 シートヒーター(※)は前後席、さらにステアリングヒーターまで完備されている運転席に座り高さ調整も含むシートポジションを合せると、外から見たガラス面積以上にしっかりと視界が確保されているのがわかり、エクリプスクロスの機能美を実感できます。
※リヤシートヒーターはG、Pグレードにメーカーオプションで本革シートを選んだ場合のみ装備される

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