「トライトン」がアリなら「エクスフォース」も入れてよ! インドネシアで誕生した三菱のSUVがホンダWR-Vとガチ勝負できる逸材だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

◾️ホンダWR-Vが、輸入国産コンパクトSUVという市場を日本で切り開くことが期待されている

◾️三菱がインドネシアで生産し東南アジアにて販売している「エクスフォース」も同ジャンルで商品力が高い

◾️RVRの存在なきいま、三菱がエクスフォースを国内導入することが切望される

ホンダが輸入コンパクトSUV市場を国内で開拓する可能性

 最近はSUVの人気が高く、とくに運転しやすくて価格の割安なコンパクトサイズのものは販売も好調だ。直近ではインド製の輸入車となるホンダWR-Vが発売されて注目を集めている。従来は日本メーカー製の輸入車は売りにくいとされたが、WR-Vは商品力が高く、価格は割安だから売れ行きを伸ばす可能性もある。

 そして三菱は、いままで日本国内ではコンパクトSUVのRVRを販売していたが、2010年の発表から約14年が経過し、生産を終えることとなった。そのため、三菱の国内ラインアップからコンパクトSUVが消滅する。ミラージュもすでに終了しているため、三菱のコンパクトな車種は、SUV以外でもスズキ製OEM車のデリカD:2のみになった。

 そこで注目されるのが、三菱のインドネシア工場で生産を開始したコンパクトSUVのエクスフォースだ。全長は4390mm、全幅は1810mmだから、ボディサイズはRVRとほぼ同じ。全長は25mm長いが、全幅は等しく、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2650mmだからRVRよりも20mm短い。WR-Vも全長が4325mm、全幅は1790mmだから、ほぼ同じサイズに収まる。

 最低地上高(路面とボディのもっとも低い部分との間隔)は、エクスフォースは222mmを確保する。RVRの205mm(Gとブラックエディション)、WR-Vの195mmと比較しても余裕があり、悪路のデコボコを乗り越えやすい。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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