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クルマが便利になったのは「アナタのお陰」かもしれません! いまじゃ「当たり前装備」にチャレンジした「ファーストペンギン車」6台 (2/2ページ)

クルマが便利になったのは「アナタのお陰」かもしれません! いまじゃ「当たり前装備」にチャレンジした「ファーストペンギン車」6台

この記事をまとめると

◼︎今では当たり前な装備も昔は標準装備ではなかった

◼︎意外にもホンダが日本初や世界初装備を多く取り入れている

◼︎今でも「世界初装備」というのが生まれるくらいクルマの進化は凄まじい

今では当たり前でも当時は超最新&最先端な装備だった

 自動車業界では、ときに「世界初」と謳う装備、機能が搭載される。たとえば、トヨタRAV4のダイナミックトルクベクタリングAWDが「世界初」の機能と紹介されるなど、国産車からも世界に先駆けた装備、機能が生まれている。

 が、ここでは、今では当たり前の、もっと一般的に普及している、しかし当時は世界初だったりする装備、機能を搭載したクルマたちを紹介したい。

1)エアバッグ(ホンダ・レジェンド&トヨタ・プログレ)

 まずは、シートベルトとともに乗員の安全を守ってくれるエアバッグだ。すでに1950年代には、自動車先進国のアメリカで特許が取得されていた。そして1960年代にはなんと日本でエアバッグシステムが試作され、国内外の特許を取得。

 その市販版は1974年、GMのフルサイズカーにオプション設定されていたという。1980年代になると、欧州勢もエアバックの開発、製品化を推進。ドイツのボッシュがSRSエアバッグを商品化したのを機に、1981年にメルセデスベンツが採用し、1987年にはメルセデスベンツがSRS助手席エアバッグを発表。安全性で定評ある北欧のボルボも1995年にSRSサイドエアバックを発表していた。

 一方、国産車ではホンダが1987年に国産車初のエアバッグを開発。信頼性99.9999%の運転席用エアバッグを、国産車初としてフラッグシップセダンのレジェンドに搭載している。

 ちなみに、世界初の助手席用2段式インフレーター(遅い速度と速い速度で展開スピードを変えるシステム)/1998年、助手席乗員検知機能/1998年、連続容量変化タイプ/2008年の採用もまた、我がホンダの偉業である。ちなみに、室内側方上部から展開するカーテンシールドエアバッグは、1998年のトヨタ・プログレが世界初搭載となる。

2)サンルーフ(ホンダ N360)

 そのホンダは、国産車初のサンルーフも装備していた。クルマは手動式が1968年のN360、電動式は1978年のホンダ・プレリュードだった。

 今ではトヨタ・ハリアーに採用された、調光可能なパノラマルーフ(障子のような調光にもなる)、ホンダ・ヴェゼルのLow-E遮熱・断熱ガラスを採用したパノラマルーフも登場している。サンルーフ(ガラスルーフ)もどんどん進化しているというわけだ。

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