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マニアすら言葉を失う自動車メーカーの狂気! 敬意を込めて呼ぶ「おバカー」の世界 (2/3ページ)

マニアすら言葉を失う自動車メーカーの狂気! 敬意を込めて呼ぶ「おバカー」の世界

この記事をまとめると

■自動車メーカーがとち狂って開発したクルマ「おバカー」を探した

■ワンオフモデルが多いが市販化された物もある

■本稿では「”偉大なる”おバカー」ということで称賛したいと思う

自動車メーカーもたまには狂う時がある

「おバカー」について書けとのことである。

 おバカーとはもちろん造語で、WEB CARTOP編集部いわく「自動車メーカーがこんなの作っちゃっていいの? と感じさせるほどぶっ飛んだクルマ」のことであるらしい。

 例を挙げるなら、トヨタ iQに430馬力のエンジンをブチ込んだ「アストンマーティン V8シグネット」や、熟練職人がわざわざ手組みしたエンジンを、なぜかマーチ ボレロに載せた「日産 マーチ ボレロ A30」などが、編集部が言う“おバカー”に該当するとのこと。

 なるほど確かに、それらはかなりぶっ飛んだ市販車ではある。だがそれを「おバカ」呼ばわりすることには、個人的には若干の抵抗がある。

 いや、たかが原稿小作農の分際で編集部様のご命令に楯突くのもどうかと思うが、意味不明なまでにぶっ飛んだ車というのは「立派な大手メーカー様(およびその関連会社)」にしか、作ることができないものなのだ。

 零細チューナーがぶっ飛ぼうとしたところで、さほどの跳躍距離はマークできない。一例としてのアストンマーティン V8シグネットは、大アストンマーティン様だからこそ作ることができた、かなりの距離をぶっ飛ぶことができた、「偉大なる馬鹿グルマ」なのだ。

 ゆえに私は、それらを「おバカー」とナメた感じで呼ぶのではなく「IOC(Idai-na Obaka Car)」と、本稿のなかでは呼び表すことにしたい。国際オリンピック委員会(International Olympic Committee)のことが知りたくて検索し、この記事にたどり着いてしまった人には大変申し訳ないのだが。

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