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一番乗りはスズキ! クルマ好きでも意外と知らない各国産メーカー「最初のFF車」って何? (2/2ページ)

一番乗りはスズキ! クルマ好きでも意外と知らない各国産メーカー「最初のFF車」って何?

この記事をまとめると

◼︎日本メーカー各社で初のFF駆動のクルマをピックアップ

◼︎今では当たり前の駆動方式でも苦労の連続だった

◼︎技術の発展により、今では何も不自由なく使用できるようになっている

今では当たり前のFF駆動も当時は苦労の連続だった

 世界的にはフォルクスワーゲンの初代ゴルフが先鞭をつけたFF&2ボックスというスタイル。FFにすることで、フロア下を貫くプロペラシャフトやラゲッジスペース下のリヤデフが不要になって、実用車として非常に優れたパッケージングを実現できるというのが大きなメリットだ。ただ、初代ゴルフに始まったわけではなく、日本車も含めて個々のメーカーでトライされていたもので、まずは主なメーカーの初FF車を見てみよう。

1)トヨタ ターセル/コルサ

 ターセル、コルサ、カローラIIはFFハッチバック3兄弟としてタコツーの愛称で親しまれた。1978年に登場した初代ターセル&コルサでFFを採用していて、これがトヨタ初となる。

 ただ、当時はFR全盛で、シャーシの共有化もあって縦置きとするなど、FFのメリットを活かしきれず、販売面はパッとしなかった。その後、カローラ、カムリなど続々とFFになっていく端緒にはなった。

2)日産 チェリー

 1970年に発売されたのが日産初のFFとなるチェリーで、2ドア/4ドアのセダンに加えて、クーペのホットモデルX1-Rはツインキャブやオーバーフェンダーなどを装着していて、レースでも活躍した名車でもある。

 初期のFFゆえ、走りのクセは強かった。

3)スバル スバル1000

 スバル360の次に小型車への進出としてリリースされたのが、1966年のスバル1000でFFを先駆けて採用した意欲作だった。レイアウト自体は現在と同じで、縦置きでその後ろにミッションが付いていた。

 若干、室内スペースに対しては不利だったが、到来しつつあった高速時代を見据えた、安定した走りをウリとしていた。

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