世界を驚かせたシトロエンの次世代モデル上陸! C4/E-C4エレクトリックを日本で発売 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■新型シトロエンC4/E-C4エレクトリックの日本導入が発表された

■パワーユニットはガソリンとディーゼル、電気の3タイプをラインアップ

■価格はガソリン295万円〜、ディーゼル345万円、BEVが465万円

シトロエンの新世代到来を告げる独創的なモデル

 2020年6月30日、フランスでシトロエンのCセグメントハッチバックであるC4のフルモデルチェンジが発表されると、世界のクルマ好きがざわついた。発表されたC4は、まるでクーペSUVのようなスタイリングをしていたからだ。C4といえば、1928年に登場したC4から続くシトロエンの伝統的モデルであり、間違いなくシトロエンの歴史の1ピースを構成する重要なモデルだ。そんなC4が、新型でカテゴリーの常識を覆す独創的なスタイリングで登場したのだから、これはもう大事件と言わざるを得ない。

 そしてこの度、世界を驚かせた新型C4とE-C4エレクトリックの日本導入が正式にアナウンスされた。

 シトロエンによると、新型C4/E-C4エレクトリックは、「独創的で快適である」というテーマを追求する歴代C4のDNAを受け継ぎつつ、まったく新しい世代のデザインとパフォーマンスを両立したモデルとなっているという。

 そのエクステリアはユニークかつ大胆。2016年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカー「Cエクスペリエンス」にインスパイアされたもので、ボディを高く持ち上げることでシルエットだけでC4/E-C4エレクトリックであることがわかる。ほかのどのクルマにも似ていない独創的なスタイルで、ハッチバックのエレガンスとダイナミズムを備えつつ、そこにSUV的な力強さと個性が融合されている。そして同時に、そのルーフラインやサイドシルエットは、かつてのミドルクラスシトロエンの名車「GS」を彷彿とさせ、どこか伝統的な懐かしさを感じさせるものとなっている。

 インテリアもエクステリア同様に独創性を追求された。ダッシュボードは水平を基調とし、センター部に10インチのタッチスクリーンを搭載。その下にダイヤルと押しボタンの空調コントロールを設けることで、タッチパネルと物理スイッチの機能の切り分けを行い、UI/UXの最適化がなされた。

 メーターは5.5インチデジタルインストルメントパネルとポップアップ式カラーヘッドアップディスプレイで、運転者が必要とする情報を瞬時に読み取ることができるようシンプルなグラフィックが表示される。レーンポジショニングアシストやアクティブクルーズコントロールなどの操作ロジックは変更され、ステアリング左に集約されることになった。

 シートは、生地裏に特別なフォームを配することで身体とのアタリ感を改善したアドバンストコンフォートシートを全車に採用。生地裏のフォームのボリュームを従来の2mmから15mmへと大幅にアップしたことで、フランス車らしいしっとりふっかりした柔らかさを実現し、車体の微振動をシートが吸収してくれるという。

 クーペのようなスタイルをしていることで後席の居住性が心配になる人もいるだろうが、その辺りの配慮もシトロエンは完璧。ライニング形状を最適化することでヘッドクリアランスを確保しているだけでなく、2655mmというロングホイールベースによってクラス最長レベルの後席ニースペースとなっているそうだ。


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