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手放し運転も可能! 自動駐車もある! ここまでやるかの新型ノア&ヴォクシーの進化に圧倒される【新型ノアヴォク詳細リポート#02】 (1/2ページ)

手放し運転も可能! 自動駐車もある! ここまでやるかの新型ノア&ヴォクシーの進化に圧倒される【新型ノアヴォク詳細リポート#02】

この記事をまとめると

■新型ノア&ヴォクシーのミニバンならではの機能性や快適性、利便性について解説する

■2列目キャプテンシートがストレートなロングスライドを実現した

■最新のトヨタチームメイトのアドバンストドライブの使い勝手が非常にいい

2列目・3列目シートが先代モデルよりもさらに快適に

 2022年1月13日に、「より快適に、より便利に、より安心なミニバンとして家族や仲間が笑顔になる時間を演出」をテーマに4代目に進化し、発表、発売されたのが、国産Mクラスボックス型ミニバンのリーダーとなるノア&ヴォクシー。

 その新しさ、内容は想像を超えたもので、ライバルの日産セレナ、そして今春、新型となるホンダ・ステップワゴンもウカウカしていられない圧巻の商品力の持ち主と言っていい。フルモデルチェンジの概要、先代最大の弱点だった先進運転支援機能の飛び級の進化などについては、この新型ノア&ヴォクシー解説の前編で紹介済み。この後編では、ミニバンならではの機能性や快適性、利便性について報告したい。

 まず、パッケージ面で大きな進化を果たしたのが、ミニバンの特等席である2列目席だ。例によって7人乗りキャプテンシートと8人乗りベンチシートを用意している。

 先代のキャプテンシートの売りだった、ロングスライドによるスーパーリラックスモードは、後方スライド時のシート側面とリヤホイールハウスの干渉を避けた中寄せスライドによってロングスライドを可能にしていた。結果、2脚のシートがぴったりくっつき、足もとの広さはかせげても、キャプテンシートっぽくない居心地、着座感になっていたのである。しかも2列目センターにある折り畳み式テーブルも使えなくなってしまうのだ。

 が、先代比+5mmの1405mmの室内高を実現した新型ノア&ヴォクシーのキャプテンシートは、オットマンとシートヒーター、ハイブリッドモデルでは4個のカップホルダー&USB端子2個(type-C)を用意(オプション含む) するとともにシート骨格を見直し、リクライナーを内側に移動したことで”中寄せスライドなし”で745mmもの(先代810mm/新型の2列目ベンチシートは705mm。先代580mm)ストレート超ロングスライドを可能にしている。

 結果、身長172cmの筆者のドラポジ基準では、頭上空間に先代同等の230〜260mmのスペース(スライド位置による/シアターフロアなので)を確保するとともに、スライド量が減っているにもかかわらず、先代同様の約600mm前後! の広大な最大膝まわり空間が出現(アルファードのエグゼクティブラウンジシートはスライド量500mm、最大膝まわり空間510mm)。つまり、超ロングスライド時でも2席の間隔が保たれ(先代はくっついた)、そのおかげで折り畳み式テーブルが使えるメリットさえもたらされている。

 ちなみに2列目キャプテンシートのサイズは、先代がシート長500mm、シート幅520mm、シートバック高590mm。対して新型は、シート長500mm、シート幅500mm(ストレート超ロングスライド配慮か)、シートバック高630mmと、背もたれ部分が高くなり、一層リラックスした姿勢(リクライニング時含む)が取れるようになっている。

 スライドドアのステップ高はボディ剛性確保から先代より20mm高い380mmになっている。それでもスライドドア&段差のないワンステップフロアゆえに快適に乗り降りできるのだが、子どもや高齢者にとっては、20mmは小さくない。

 そこで設定されたのが、オプションのからくり機構によるユニバーサルステップだ。地上200mmの高さから足をかけられ(奥行は180mm)、乗降を助けてくれるというわけだ。しかも、従来の電動オートステップは約20万円もするオプションだったのだが、このパワーを使わないからくり機構によるユニバーサルステップは3万3000円で装備できるのである。この程度の出費なら、将来を見越してあらかじめ装備しておくこともできそうだ(後付け不可)。

 スライドドアまわりの新機能はそれだけではない。新型ノア&ヴォクシーには、レクサスNXのヒンジ式ドアに採用されたばかりの安心降車アシストを新設定。BSM(ブラインドスポットモニター)が常に後方を監視し、スライドドアを開ける際、後方からクルマや自転車などが迫っているとブザーと音声による注意喚起に加え、スライドドアのオープンを途中で停止させ、安全を確保してくれるのだから、子どもの飛び出しなどの危険を回避でき、極めて安心である。

 ところで、先代の3列目席はかけ心地が硬く、また、お尻が前滑りしやすかった。そこで新型の3列目席は左右跳ね上げ格納性のために薄く仕立てつつかけ心地が向上するように、ウレタン×ネット構造の新シートを採用した。動的な3列目席の試乗はまだなために走行中の実際のかけ心地については言及できないが、改善されたと信じたいところである。

 3列目席について詳しく説明すると、スライドドアから乗降するためのアクセス幅は2列目席前端位置で約340mmと幅は十分。シートサイズは先代がシート長455mm、シート幅1190mm、シートバック高520mm。新型はシート長430mm、シート幅1190mm、シートバック高520mmとなる。

 身長172cmの筆者基準では、頭上に200mmと、先代の140mmを大きくしのぐ空間が確保され(シートのたわみ性UPも一因か)、膝まわりには2列目キャプテンシートスライド位置後端でも100mm(先代40mm)、2列目キャプテンシートをほぼ中央位置にスライドさせると(膝まわり空間230mm)、3列目席でも膝まわり空間は筆者が足を組むことができる200mmが確保されるのだから、前方見通し性の良さと合わせ、決してハズレ席ではない3列目席となったということだ(走行中の快適度については試乗待ち)。

 その3列目席は、先代の場合、ワンタッチで跳ね上げることはできても、最終的に固定はベルトで行い、その操作には力が必要だった。しかし、新型はワンタッチでハネ上げ後、自動で固定できるようになり、ベルトでの固定不要の完全なワンタッチ格納式に格上げされているのだから素晴らしい。これなら女性でもなんなく3列目席の格納がラクラク可能になるはずだ(電動とは違い、多少の力は必要だが)。

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