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「ドイツ車は良い」「アメ車はマニア向け」! 日本人が抱く「イメージ」は世界共通? (1/2ページ)

「ドイツ車は良い」「アメ車はマニア向け」! 日本人が抱く「イメージ」は世界共通?

この記事をまとめると

■日本では「ドイツ車はデキが良い」「アメ車はマニア向け」というイメージがある

■世界に目を向けても似たような印象を抱いている国や地域が多い

■しかし中国のアメ車に対する意識が少し異なる

世界に目を向けてもドイツ車を評価する国は多い

 日本では今でも、定番の高級車といえばメルセデス・ベンツの名前を挙げる人が多い。BMWやアウディなども、高級車や上級車の代名詞となっている。

 また、フォルクスワーゲンについては、「ビートル」や「ゴルフ」が、日本の庶民が最初に触れる輸入車のエントリーブランドというイメージが長年に渡り市場で広まってきたと言えるだろう。

 こうした各ブランドに対して共通なのは、「ドイツ車だから良いクルマだ」という、ある種のドイツ車に対する信頼感の高さではないだろうか。

 その裏付けとして、速度無制限のアウトバーンへの対応が必須のドイツでは、クルマに対してパワートレイン、ハンドリング、乗り心地などが高いレベルで融合する必要がある、という商品開発の基本を挙げる人が多い。

 確かに、日系メーカー各社の技術者の多くが「欧州仕様はアウトバーン走行を念頭にしなければならないので……」という言い回しを今でもすることがある。

 そうしたドイツ車に対する高い評価は、欧州市場でも存在する。それに加えて欧州では、自動車ブランドのヒエラルキー(価値観としての上下関係)に対する意識が根強く、そのなかでドイツ車は欧州車のなかで上位になる。また、ドイツ車のなかでもヒエラルキーがあるため、ドイツ車全体をまとめて「ドイツ車が良い」という表現する人は多くない印象がある。

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