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クルマの足もとを支えて続けて50年! アルミホイールの安全と信頼を守るJAWAとは

クルマの足もとを支えて続けて50年! アルミホイールの安全と信頼を守るJAWAとは

JAWAのステッカーは愛車の足元を支える「安心安全」の証!

 ある日、WEB CARTOPをはじめ、姉妹誌「CARトップ」や姉妹サイト「AOUT MESSE WEB」などなど、さまざまな自動車メディアを展開する交通タイムス社のオフィスに出勤すると、入口の目立つ場所に「感謝状」なる盾が飾られていた。よく見ると「一般社団法人日本自動車・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)」からのものとなっており、文面には「JAWA会員の出展拡大に尽力され……」との記載がある。同社が毎年2月に開催している西日本最大級の自動車イベント「大阪オートメッセ」にて、各ホイールメーカーの出展をサポートしたことへ対して、感謝状をいただけたのだ。クルマに携わる仕事をしている側として、業界をリードする団体からこうしたものを受け取れることは素直に喜ばしいことだ。

 ここで少し、「一般社団法人日本自動車・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)」に所属する「JAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエーションの略)」について紹介しよう。同団体は、アルミホイールの安全性と信頼性を確保するために活動している業界団体で、この団体なくしてアルミホイールの安全性は語れないほど重要な存在だ。

 アルミホイールがどれだけ重要かというのは、クルマに乗る人であればわかるだろう。1トン以上ある鉄の塊を支えるだけでなく、高速で回転したり、段差などの衝撃をモロに受ける場所なので、ここが走行中に破損すれば大事故につながるのは容易に想像できるはずだ。

 そういった危険性を持つ粗悪なアルミホイールでない物かどうかを精査するのが、この「JAWA」のお仕事。まずアルミホイールには、大前提として国土交通省の定める保安基準で「JWL基準」というのがある。これはホイールに印字されているもので、この基準をクリアしていないホイールはそもそも車検に通らないというほどの必須項目。次に、公的第三者試験機関である「日本車両検査協会」によるダブルチェックを実施しており、この2つの検査がアルミホイールが受ける検査の基本的な流れとなっている。

 それに加えて、加盟メーカーの製品に対して第3のチェックを行うのが「JAWA」だ。衝撃試験、半径方向負荷耐久試験、回転曲げ疲労試験など、先に行った国交省の技術基準よりも約20%厳しい「JAWA基準」というものを制定し、これをクリアすると認定ステッカーがリムに添付される。足もとを支える重要なパーツなので、トリプルチェックを受けているような製品であれば間違いなく安心と言えるだろう。JAWAには、主要なホイールメーカー96社が加盟しており(2018年現在)、日本で購入できる製品のほとんどはこの基準をクリアしているそう。また、工場で不正がいないか「抜き打ち検査」というのも行っていることも、安全性の高さを維持するために一役買っている。このステッカーは信頼の証だ。

 そのほか、最近増えてきているホイールデザインのコピー防止活動なども、JAWAは力を入れているという。

 ちなみに、「JAWA」は今年で創立50周年を迎えた。ここ20年ほどの間で急激に加速しているドレスアップ文化が根付くよりも前から、アルミホイールの安全を支えていたのだ。それを記念した創立50周年記念誌というアイテムの作成にも、手前味噌ながら、交通タイムス社が協力させていただいた。

 なお、JAWAは大阪オートメッセを始めとしたさまざまな自動車イベントにも出店しており、各イベントで「アルミホイールの安全性」に関する解説や啓蒙活動を実施している。ブースを見つけたら是非1度見学してみてほしい。

「JAWA」の存在なくして、アルミホイールの安全性は語れない。とくに、ドレスアップなどでアフター品を選ぶ際は1つの参考にしてみてはいかがだろうか。

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