
参戦16年目の名門チーム
「R’Qs MOTOR SPORTS」は、今年63歳になる和田 久がオーナーを務めるレーシングチームで、2010年の鈴鹿1000kmからGT300クラスに参戦し、今年で16年目となる名門だ。2012年まではヴィーマックを使っていたが、2013年からはメルセデスAMGにスイッチ。和田 久とチーム結成当初から組んでいる城内政樹は同い年で、SUPER GTでは最年長コンビだ。23年からはWTCCの参戦経験を持つ加納政樹が加わり、昨年は女性ドライバーの小山美姫を起用。今シーズンは小山に代わってFIA-F4などに参戦経験のある庄司雄磨が加わり、4人でローテーションを組みながらシーズンを戦っていく。
チームのカーナンバー「22」は、オーナーでもある和田が全日本F3選手権に参戦していた1990年、初めてポールtoウィンを飾ったときのカーナンバーが由来。2022年にはマシンカラーリングを赤に変更したが、この年、和田と城内がともに還暦を迎えるにあたって前年までのマットブラックやグレーといったシックなカラーリングからガラリとイメージチェンジを果たした。
チーム創設者の和田は今年でレースキャリア41年目を迎える大ベテラン。レースへの情熱の塊ともいえるドライバーだが、もともと和田の大ファンだったという奥さまも同様で、「常に挑戦し続ける」のテーマのもと和田を支え続けている。
その和田と、チーム創設当初からコンビを組んでいる城内政樹も長年カートレースで実績を積み、1993年から4輪の世界で戦ってきたベテラン。じつは最初に和田から声をかけられたときは、レースを辞めるつもりで一度断っていたが、和田はあきらめなかった。「そんなに言ってくれると、俺も嫌いじゃないしね。じゃあ出ようかなと」となって、そこから気づけば16年だ。
2023年にチームに加入した加納政樹も、レースに向ける情熱は先輩ふたりに負けていない。「一緒にやらせてもらって3年目。ちょっとずつステップアップを感じています。ふたりがずっと作ってきたチームに乗せていただく以上、チームのスパイスみたいな存在になりたいですね」と意気込みを語る。
そして、今シーズン新たにチームに加入したのが庄司雄磨。
チームメイト曰く、「和田さんの親戚かと思うぐらいよく似ているんです。レースに熱いところも、なんとなく天然なところも、和田さんの片鱗が見えますね」と、庄司選手のことを見ているようだ。