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シビックなのにカンガルーバー! 2年を待たずに消滅した「シビックシャトル」という異色のSUV (2/2ページ)

シビックなのにカンガルーバー! 2年を待たずに消滅した「シビックシャトル」という異色のSUV

この記事をまとめると

■1994年に「シビックシャトル ビーグル」がRVブームに合わせて誕生

■専用エクステリアや4WD、高い積載性を備え、実用性とアウトドアテイストを両立していた。

■約1年8カ月で販売を終えたがホンダのRV戦略を象徴する個性的な1台である

バリエーションが数多いシビックのなかでも異色な1台

 ホンダの「シビック」といえば、初代「RS」から始まり2代目「CX」、3〜4代目の「Si」、4〜6代目の「SiR(2)」、そして6代目以降の「タイプR」へと至るまで、数々のホットバージョンがある。またこれらをベースとしたレーシングカーやワンメイクレースも生み出されているため、多くのクルマ好きにとってはスポーティかつレーシーなイメージが強いだろう。

 しかしそんなシビックにもかつて、そんなレーシーさとは真逆のRV仕様が存在していた! それが、4代目の5ドアステーションワゴン「シャトル」をベースとして1994年6月に発売された「ビーグル」である。

 この「シビックシャトルビーグル」のルーツをひもといてみると、2代目「バン」をベースとした乗用モデル「カントリー」にまでさかのぼることができる。

 ホンダ初のステーションワゴンとして1980年1月に発売された「シビックカントリー」は、バックドアに標準、ボディサイドにオプション(最初の1500台分は発売記念として標準)で装着された木目調パネルが、外観上の大きな特徴。またサイドモールや大型のリヤバンパーも独自に備え、かつてアメリカで大流行したクラシカルなステーションワゴンのスタイルを色濃く採り入れていた。

 やがてシビック自体が1983年に3代目へ世代交代すると、この5ドアモデルは「シャトル」へと生まれ変わる。3ドアに対し全長は180mm長い3990mm、全幅は15mm広い1645mm、ホイールベースは70mm長い2450mmというだけではく、全高が150mmも高い1490mmという、背高パッケージをいち早く採用していた。なお1984年10月には、パートタイム式の4WD車が追加されている。

 この設計思想は1987年9月にデビューした4代目シビックの「シャトル」にも継承されており、全長×全幅×全高=4105×1690×1495mm、ホイールベース2500mmと、全体的にサイズアップしつつもよりトール&ワイドなパッケージングに進化。

 新開発の四輪ダブルウイッシュボーン式サスペンションを新たに採用しながら、荷室容量は後席使用時で328リットル、後席格納時で648リットルと、十分に高い実用性を備えていた。また、こちらも新開発のビスカスカップリング式リアルタイム4WDが設定され、これにスーパーローギヤ付き5速MTが組み合わせられていた(1988年3月に4速AT車を追加)。

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