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次は日本市場へ? ベトナム新興EV「ビンファスト」がインドネシアタクシーで仕掛ける下剋上 (2/2ページ)

次は日本市場へ? ベトナム新興EV「ビンファスト」がインドネシアタクシーで仕掛ける下剋上

この記事をまとめると

■ジャカルタではベトナム発BEVタクシーがインドネシアを席巻中だ

■インドネシアではタクシーは安価な移動手段として浸透している

■日本にもインドネシア流のタクシー事業が進出してくる可能性がある

日本とはまったく異なるインドネシアのタクシー事情

 仕事でインドネシアを訪れると、移動手段としてほぼ一択で利用するのがタクシーだ。首都ジャカルタで見る限りは、いち早くスマホアプリ配車を始めたこともあり、業界最大手のブルーバードグループがほぼ市場を独占してきた。

 しかし、ここ数年はベトナムの自動車メーカー、ビンファストのフリート専用BEV(バッテリー電気自動車)を採用する、ビンファストの親会社ビングループ傘下のタクシーサービスとなるGSM(グリーン・アンド・スマート・モビリティ)が、2024年にまさに殴り込みという表現も似合うほど、大量のタクシー車両とともにインドネシア市場に参入した。そのため、ブルーバードが市場を独占していたという過去形であえて表現している。

 ジャカルタ滞在時に常宿としているホテルの近くに広い空き地があったのだが、2026年7月末に訪れると、そこがGSMのタクシー車両車庫(野ざらしだけど)となっていた。ホテルからクルマで数分のところにあった車庫(野ざらしだった)が移転してきたのだが、夕方や早朝など時間を変えて何度か見に行ったところ、車両が数多く留め置きされており、稼働台数自体はそれほど多くはないように見えた。日本のような深刻な乗務員不足ということはないのだろうが、ブルーバードタクシーに加えて、グラブなどのライドシェアサービスも積極的に展開されているなかでは、乗務員がなかなか思うように集まらないのではないかとも考えた。

 今回(2026年7月下旬)ジャカルタおよび近郊を訪れたのは、ジャカルタ近郊で開催されたGIIAS2026(ガイキンド・インドネシア・国際・オートショー2026)を取材するためであった。ビンファストはGIIAS2026にて展示ブースを構えていたのだが、そのブースの結構な面積を、タクシーやライドシェアなどフリートユース専門車両の展示が占めていた。ブルーバードグループでの使用車両は現状ではメーカーなどの違いはあるものの、3列シートで多人数乗車が可能となっている。一方のビンファストは2列シートのコンパクトBEVとなっているため、ショー会場では3列シートをもつフリート販売専用BEVが展示されていた。

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