
この記事をまとめると
■スバルは2027年までにMT車を3モデル出すと宣言している
■スーパー耐久最終戦の現場でスバルは新型車を発表する
■詳細は不明だが「Performance-B STI concept」の市販モデルとの噂が出ている
ついに出るか「HIGH PERFORMANCE X VersionⅡ」
先日スバルは、WRX S4をベースにMTを搭載したWRXをカタログモデルとして販売すると発表し、大きな話題となった。これは、2026年に登場した、STIが手がけた限定車「WRX STIスポーツ♯」の通常版的なモデルだ。手組みエンジンなどではないが、オーダーすれば誰でも購入できる点が大きなメリットと言える。
しかしこれで歓喜していてはいけない。なぜならスバルは、2026年のスーパー耐久シリーズ第3戦 富士24時間レースの会場にて、「2027年までにスポーツMTモデルを3車種ラインアップする」という計画を発表している。この時点でスバルにあったMT車はBRZのみだったので、新車としてなんらかのモデルが出るのは明白であった。
走りを楽しむユーザーを多く抱えるスバルなだけに、この発表は大いに話題となった。その3台とは、このWRXと、噂ではBRZのコンプリートカー、そして2025年のジャパンモビリティショーで発表された、5ドアハッチバックスポーツの「Performance-B STI concept」だ。
このモデルは、スバルが持つ既存のパワーユニットなどを用いて「気軽に愉しめるクルマを作ろう」というコンセプトの下で開発される車両で、このクルマをベースとしたモノが、スーパー耐久におけるST-Qクラスに「HIGH PERFORMANCE X VersionⅡ」として参戦している。なおベースとなっているのはインプレッサではなくクロスオーバーモデルのクロストレックである点が面白い。
往年のスバルファンにとっては、かつてのGRB型のインプレッサWRXを彷彿とさせるようなパッケージなだけに、期待しないでいる方が無理というもの。
しかしこのクルマ、「concept」と書いてあるので仕方ないのだが、「水平対向エンジン」「6速MT」「AWD」という点以外はほぼ不明となっている。とはいえ、2027年も近づいているだけにそろそろ新しい情報が欲しいところ。
そんなヤキモキしたスバリストたちへ向けて、ここへきてスバルがビッグニュースを発表した。というのも、本年におけるスーパー耐久の最終戦である「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐FINAL大感謝祭」のスバルブースにて、なんと新型モデルを発表するのだという。
これはスバルの公式Xアカウントの投稿で発覚したのだが、この投稿には、特徴的なコの字形ヘッドライトがついた車両が、満月の月明かりで少し浮き上がっているという画像が1枚添付されているだけ。ただ、明らかにBRZではないのだけはわかる。
グリルはレヴォーグやWRXに近いデザインとなっているが、このフェイスは先の「Performance-B STI concept」にも近いデザインである。画像を加工して明るくしてもほぼ影しかわからない状態で、上手く隠され、サプライズとしたいことがよくわかる演出だ。それか大穴で、ハイパーEVモデル「Performance-E STI concept」という可能性も!?
スーパー耐久の最終戦ということなので、「HIGH PERFORMANCE X VersionⅡ」の開発がひと通り終わり、いよいよ市販車にそのノウハウを投入、販売へ向けて動き出します!……的なアナウンスがあってもおかしくない時期だ。2027年内という期限にはまだ1年以上猶予があるが、「販売決定! 詳細はまた来年で」なんてストーリーも大いにあり得る。
なんなら、年明け早々には東京オートサロンや大阪オートメッセという大規模カスタムカーショーも控えている。最近はこういった場での新車発表も多く、現在各社がイベントへ向けてクルマを作り込んでいるという情報も得ているので、この線もあり得そうだ。
果たしてスバルからどんな発表があるのか、2026年もまだまだ話題が尽きなさそうだ。
