激安イメージから大逆転! KIAがアメリカでヒョンデと肩を並べる大躍進の裏側 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■アメリカで起亜のクルマがヒット中だ

■親会社のヒョンデのイメージが悪くなったことでユーザーが流れている

■今までの安物というイメージから脱却しカジュアル色の強いブランドになりつつある

アメリカで起亜がヒット中!?

 今は韓国ヒョンデ傘下となっている起亜自動車。かつてはルノーグループにおけるダチアのような激安ブランド的イメージが南カリフォルニアでは強かった。そんな起亜の2026年9月単月締めでのアメリカ国内での新車販売台数は7万7009台、一方ヒョンデの2026年9月単月締めでのアメリカ国内における新車販売台数は7万7439台となっており、販売ボリュームで起亜はヒョンデと遜色ないレベルとなっている。

 この韓国2ブランドは9月単月締めでの新車販売台数では過去最高を記録している。同時に発表された2026年1月から9月の累計販売台数でもいずれのブランドも過去最高を記録している。

 このような高実績をけん引しているのはHEV(ハイブリッド車)となっているようだ。ヒョンデブランドにおけるHEVの販売台数(2026年9月)は総販売台数の28%を占め、起亜ブランドでは前年同月比152%となっている。

 一般的なイメージでは前述したように、激安ブランド色の強かった起亜は、格でいけばヒョンデより格下という印象も強かったのだが、どうもここ数年でその立場は逆転しているように見える。それはテレビコマーシャルを見ても明らか。ちょうど会計年度末のタイミング(イヤーエンドセール中)で2026年9月末から2週間ほど南カリフォルニアに滞在していたのだが、そのとき見たヒョンデのテレビコマーシャルでは、金利0%ローンキャンペーンを展開し、さらに2026年内は支払い不要とアピールしていた(審査次第だがたいてい0%金利は無理/車種限定)。トランプ政権が必死に利下げ要求するなか、FRB(連邦準備理事会)は最近でも利上げを行っている。

 そのような状況下で金利0%キャンペーンを展開し、さらに支払い開始時期をずらすようなことをしているのは、ヒョンデかアメリカブランドで見かけるぐらいである(つまり販売苦戦しているということ)。ヒョンデは過去(2012年)に起亜も含め、アメリカで燃費偽装問題が発覚している。アメリカの人は卑怯な行いをとくに嫌う傾向もあり、ヒョンデは今もこの燃費偽装が尾を引いて、ブランドステイタスが伸び悩んでいるともいわれている。起亜は当時、何回もいうが激安ブランドであり、知名度もまだまだだったのでヒョンデほど偽装したブランドというイメージの定着はなかったようだ。またそのあとブランドロゴを変えたりもしている。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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