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国産コンパクト危うし! VWの最小モデル「up!」の走りと実用性がやっぱり凄かった (1/4ページ)

国産コンパクト危うし! VWの最小モデル「up!」の走りと実用性がやっぱり凄かった

なんと159万円台から! 「輸入車は高い」の常識は通用しない

 世界中の自動車メーカーがお手本とする、ゴルフのように完璧なコンパクトカーを作るかと思えば、誰も真似できないデザインや雰囲気を持つビートルのように、趣味性の高いクルマを作るのも得意なドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン

 その得意分野をギュッと詰め込んだ“楽しくて使える”コンパクトカーが、「VW」エンブレムをつけるクルマの中でいちばん小さな「up!(アップ)」。今現在、もっとも手頃な価格でオーナーになれる輸入車でもある。

「輸入車って高いんでしょ?」と思っている人は、159万円台(2018年1月1日以降)からというup!の車両本体価格を日本の軽自動車やコンパクトカーと比べてみてほしい。けっして高くないことに気づいてもらえるはずだ。

 また、「輸入車はデカイよね」と思っている人も、up!はトヨタ・パッソより小さいと聞くと驚くのではないだろうか。もちろん、サイズ規格が定められる軽自動車よりは大きくなるが、up!の全長3.61m、全幅1.65m、全高1.495mというサイズは、ほとんどの国産コンパクトより小さく、2ドアと4ドアのバリエーションがあるのも特徴だ。

 搭載されるパワートレインは、1リッター直列3気筒エンジンに5速ASG(シングルクラッチ式2ペダルAT)という組み合わせ。どのメーカーよりも早く、小排気量でもパワフルで低燃費なエンジンの開発に力を入れてきたフォルクスワーゲンだけあって、このエンジンはとっても元気で軽やかなフィーリング。そして5速ASGは、近ごろは国産コンパクトでも採用されており、まるでマニュアル車のようなメリハリある走りが、ATやCVTのように2ペダル操作で味わえるのが特徴だ。

 最初はちょっとコツがいるけれど「慣れてくると面白くてたまらない!」と多くの中毒者を出しているほど。

 ドイツでは、1年間にクルマで走る距離が平均で日本人の2倍〜3倍とも言われている。高速道路には今でも速度無制限の区間がある一方で、古き町並みを大切にするヨーロッパの道は狭く、石畳などフラットでない路面も多い。そんな環境でも安心して快適に走れるように造られているのがup!だ。そして注目なのがスマートフォンとの連携を強化した最新の5インチカラーディスプレイの純正インフォテイメントシステム“Composition Phone(コンポジション フォン)”。Bluetoothでスマートフォンとペアリングし、専用アプリでナビゲーションや車両情報を呼び出すことができる。
フォルダーはダッシュボード上に設置され、視線移動を最小限にさまざまな情報をひと目でチェックできる。

  

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