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昭和のクルマファンが熱狂した「Gノーズ」って何? 新型フェアレディZニスモで注目される「高性能の証」 (2/2ページ)

昭和のクルマファンが熱狂した「Gノーズ」って何? 新型フェアレディZニスモで注目される「高性能の証」

この記事をまとめると

フェアレディZのGノーズとは初代240ZGに装着されていたフロントノーズのこと

■240ZGはGノーズとオーバーフェンダーで他グレードとは一線を画すスタイリングを実現

■正式名称は「エアロダイナ・ノーズ」だが日産自身も通称として「Gノーズ」を使用する

最上級グレードの証にもなっていた「Gノーズ」

 先日、その姿が明らかとなった新型フェアレディZのニスモモデルには、往年の「Gノーズ」を思わせるフロントバンパーが装着されていたことも話題となったが、このGノーズとは、初代フェアレディZの240ZGというグレードに装着されたフロントノーズを指している。

 1969年11月に初代モデルが登場したフェアレディZは、ロングノーズ、ショートデッキの伝統的なスポーツカーのスタイルを持ち、4輪ストラットの足まわりや軽量なモノコックボディと直列6気筒のエンジンなどを持つ近代的なGTカーとして日本はもとより海外でも高い人気を誇った。

 なかでも北米市場でとりわけ高い人気を誇り、日本仕様の2リッターに対し、2.4リッターの排気量を持っていたことでライバルの欧州製スポーツカーにも肉薄するポテンシャルと、手ごろな価格を両立していたのである。

 この北米向けに用意された2.4リッターエンジンの人気を耳にした国内のユーザーは、日本国内でも2.4リッターモデルの販売を熱望し、1971年11月にそれに応える形で設定されたのが「240Z」シリーズだった。

 240Zシリーズは、130馬力/17.5kgmの2リッターモデルに対して150馬力/21.0kgmと余裕の出力を持ち合わせており、グレードはベーシックな「240Z」、充実装備の「240Z-L」、そして最上級グレードとして「240ZG」が用意された。

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