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「サクラより115kmも多く走れる」で勝負! EV軽自動車の「ホンダN-ONE e:」と「日産サクラ」を走り比べた!!

「サクラより115kmも多く走れる」で勝負! EV軽自動車の「ホンダN-ONE e:」と「日産サクラ」を走り比べた!!

安心できる航続距離とホンダらしい走りが光る

 じつは私の実家では2年前から自宅充電をしながら日産サクラを愛用している。移動範囲がほぼ8~20km以下という母にとっては、サクラの航続距離も十分。一方、私は使っていくうちに、欲を言えば航続距離があと50~100kmくらい延びたらと思うこともしばしば。ということでN-ONE e:は軽EVでももう少し距離が欲しいというユーザーにとって魅力的なのは間違いなく、ホンダらしいセンスと走りも持ち合わせている。

 軽自動車枠のボディサイズだけでなく、室内の広さや使い勝手の良さもN-ONEから継承されている。パワーユニットをボンネットのなかに小型化/集中配置し、センタータンクレイアウト由来の床下スペースに、薄型化されたバッテリーを納めている。そのため全高もガソリン車と同等。1.55m以下の制限がある立地駐車場も利用可能だ。

 デザインは「e:」独自のキャラが際立つ。エクステリアはボンネットやフェンダーの形状変更によってスクエアな印象が強まり、丸いヘッドライトやバンパーに開いた四角い”おちょぼ口”がとても愛らしい。ちなみにグリル部には普通(6kW)/急速(50kW)充電口が。

 インテリアの最大の特徴は”センターディスプレイなし”のデザイン。試乗車ではオプションのスマホスタンドがメーター脇にさり気なく設置され、「ナビはスマホで!」という潔さがこの他車にはない開放感を生んでいる。

 そしてホンダがこだわったのは航続距離のみではない。むしろドライブフィールが一番かもしれない! EV化によって車重は100kg以上重くなっているが、専用のボディ補強はもちろん、街なかから高速まで加速もコーナリングも意のままでキビキビと走ってくれる。それでいて段差の当たりは丸く、乗り心地もいい。ステアリングレシオの変更により、ガソリンモデルに比べて軽快に操舵できるのも特徴的だった。

 一方、日産サクラは操舵フィールが軽く、切り始めがやや曖昧。ただ車両の安定感はあるし、コーナリングもしなやかにスイッと曲がる癒やし系。加速性能にも不満はない。しかし、N-ONE e:と比べると動的性能全体のメリハリと軽快感には劣る。

「日常の足=毎日の当り前の移動」を支えるクルマとして、ちょうどよさそうなEVが現れたと思う。N-ONE e:は航続距離295km、車両本体価格は約270万~320万円。ガソリン車のN-ONEよりは100万円くらい高いけれど、補助金などを利用すれば……などは、ぜひお近くのディーラーで確認してもらいたい(笑)。

※本記事は雑誌「CARトップ2025年12月号」の記事を再構成して掲載しています

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