【意外と知らない】燃費良好のディーゼル車がもつ5つのデメリット

【意外と知らない】燃費良好のディーゼル車がもつ5つのデメリット

日々の燃料代は安いがメンテンス代が高い側面も

 輸入車を中心に、日本国内でもクリーンディーゼルの選択肢が拡大中だ。高回転までエンジンを回して楽しむということは難しいが、逆にトルクを活かした力強い走りはディーゼルならではともいえる。

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 そうした走りのアドバンテージを持ちつつすぐれた燃費性能も実現していることで、CO2排出量の面ではエコモデルともいえる。そうした理由から、走りにこだわるクルマ好きの「お気に入りリスト」には、各社のクリーンディーゼルが並んでいることだろう。

webcartop_ディーゼル07では、クリーンディーゼルに死角はないのだろうか。ガソリンエンジン車、ハイブリッド車と比べると、いくつかの点で不利な点がある、というのも事実だ。今回は5つのポイントに絞って、デメリットを整理してみよう。

①高価な車両価格

 まず車両価格が高い。現代の排ガス性能をクリアするクリーンディーゼルは、排ガスの後処理でガソリンエンジン車よりもコストがかかることもあり、車両価格は上昇傾向にある。たとえば、マツダ・アクセラにはクリーンディーゼル、ガソリンハイブリッド、ガソリンエンジン車がラインアップしているが、その価格を見ていくとディーゼルが圧倒的に高く、ハイブリッドとガソリンエンジン車の差は意外に少なくなっているほどだ。

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②アドブルーが必要な車種もある

 比較的、排ガスの後処理でコストがかかっていないと思えるマツダSKYACTIV-D搭載車でも高価格になってしまうのだから、ほかのメーカーでも同様の傾向にあるのは推して知るべし。また、排ガスといえばNOx(窒素酸化物)を処理するためにアドブルー(尿素水)を使っている車両(メルセデスやトヨタなど)では、その定期的な補充が必要だ。アドブルーが足りない状態では排ガスがクリーンにはならないため、アドブルーを補充せずに走ることはできない。基本的にアドブルーは規格品のため、トラックなどが集まる大型のガスステーションであれば在庫しているし、それほど高いものではないが、意外な維持費がかかる。

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③専用エンジンオイルも高い

 維持費(メンテナンス)でいえば、最新のクリーンディーゼル専用エンジンオイルもガソリンエンジンに比べると高価な傾向にある。もっとも、ガソリンエンジンであってもこだ高価なオイルを使っているというこだわり派であれば、それほど気にしないというユーザーもいるだろう。

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④定期的にドライバビリティが低下する

 そして、ディーゼルエンジンと付き合っていく前に知っておきたいのが「DPF再生」である。排ガス中に含まれるPM(パティキュレートマター・粒子状物質)を捕捉して、クリーンな排気を実現するためのDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)と呼ばれる仕組みがある。このDPFは定期的に捕捉したススを燃焼させて再生(クリーニング)する必要がある。高速走行中にDPF再生が働くのであれば、あまり問題ないが、シチュエーションによってはドライバビリティが悪化するのはもちろん、ちょい乗りが多いユーザーでは再生のスパンが短くなるなど使い方にマッチしないケースも出てくるだろう。

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⑤振動・騒音はまだまだうるさい

 最後に忘れてはならないのは、エンジン由来のノイズやバイブレーションだ。とくにノイズは気になるポイント。ドイツ車に見受けられるのだが、防音などをしっかりとした車内では気にならないが、車外で聞くと「カラカラ」としたディーゼルノイズが騒々しいクルマもあるので注意が必要。早朝や深夜にクルマを出し入れすることが多く、その音が近所迷惑になりかねないような住環境であれば、車外でのノイズについては要チェックといえる。

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