【疑問】左折後の道路が2車線の場合どっちの車線に入ってもいいの? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■道路交通法では交差点の左折方法は「できる限り道路の左側端に沿って」となっている

■道交法には「左折車が優先」とは明記されていないので要注意

■左折車が第2車線で右折車と事故を起こすと左折車の過失割合は+10~20%になる

道交法上は「できる限り道路の左側端に沿って」との記述

 左折後、次の交差点ですぐに右折するような場合、もしくは横断する歩行者などがいてセンターライン寄りの車線=第2車線・第3車線のほうが先に進路がクリアになった場合は、直接右側の車線に入りたくなる……。その気もちはよくわかる。

 しかし、道路交通法には、交差点における左折の方法として、「『できる限り』道路の左側端に沿って」と書かれている(道交法第34条第1項)。

 つまり、左折直後に右レーンに入ったとしても違反ではないが、マナーとしては×ということ。とくに対向車線に右折待ちのクルマがいるときは、キープレフトで左折した方が、親切で安全。右折車は、左折車が第1車線(一番左の車線)に入るもの、と思って、左折車のタイミングに合わせて、右折を開始するケースがあるからだ。

「そんなの先方の勝手。左折車優先!」と思うかもしれないが、道交法には、「右折車は直進車・左折車・路面電車の進行を『妨げない』ように」とあり、「左折車が優先」とは明記されていないので要注意。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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