トランプ新大統領の発言に戦々恐々! 日本自動車メーカーの行方はどうなる (1/2ページ)

日本からの輸出の多いマツダ以外は問題なし

 トランプ大統領が就任直後から自動車産業に注文を付け始めた。正確に表現するなら、就任前から、いわゆる「ツイッター砲」でプレッシャーを掛けている。果たして自動車産業は厳しい状況に追い込まれるだろうか? 結論から書くと、マツダを除き何の問題もないと考えていい。

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そもそも日本の自動車メーカーは1980年代前半から激しい攻撃を受けてきた。なのに日本政府は何のバックアップもしてくれず。1980年代の貿易不均衡問題で、アメリカ政府と勝手に「輸出台数の自主規制をする」と決め、自動車メーカーに減産を強要した。やむを得ずアメリカに工場を作ることに。

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その後も「ローカルコンテンツ法」という部品まで現地調達をしなければならない法規を作られ、今や部品を含めアメリカで生産している状況。日本から輸出しているのはごく一部になっている。さらにスバルの如くアメリカ工場の増産を決めているメーカーもあり、今やアメリカの企業だ。

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マツダを除き、と書いたのは、マツダのみ日本からの輸出比率が飛び抜けて多く、しかもアメリカ工場を閉めてメキシコに工場を新設した。トランプ大統領の方針と全く逆を行っている。激しく叩かれるのは時間の問題と言っていいだろう。マツダのみ大きな負担を強いられると思う。

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