ガラスやボディにダメージのある「飛び石」は防げないのか? (2/2ページ)

車種によってもダメージは異なる

 また超根本的な策として、クルマを選ぶときにフロントウインドの傾斜にこだわるというのもありかもしれない。実際、それだけでクルマを選ぶひとはいないだろうが、戦車の防弾性と一緒で傾斜していれば弾き流せる。

 逆にワンボックスのような立っているものは正面から衝撃を受けやすく、割れやすいというわけだ。

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 ちなみに筆者はちょい前の欧州車ばかり乗っているが、じつは人生で一度も飛び石でガラスが割れたことがない。おいおい、テク自慢かよ、と思うなかれ。ピシッと当たったことは何度もあるが、割れないのだ。

 野暮ったく板厚があるだけかもしれないが、日頃から国やメーカーなどによってもガラスの質に違いがある気はしている。

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 最後に割れてしまったらどうするか。線状にヒビが走っているものはリペア不可、交換しかない。以前のように特例はなくなってきているが、車両保険が使える。

 また点で、ガリッと欠けたり、えぐれているものはリペアできる可能性は高い。ガラス専門店などで樹脂を注入して直しもらうのだが、できるだけ早く持ち込むのと、内部にゴミや汚れが入らないように(樹脂の定着が悪くなるため)、テープを貼って持ち込むといいだろう。

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 もちろん完全には直らないし、かなり見えにくくもなる。リペアというのはあくまでも、これ以上被害が拡大しないようにする強度回復のためにのものと考えたほうがいい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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