凍結したまま使用するとゴムを破損してガラスを傷つけることも
理由その②:凍結によるワイパーの損傷
ワイパーブレードは、曲線のガラスにも均等に接地するようにバネのような構造になっている。この間に入ってしまった雪をそのままにしておくと凍結してしまいがちだ。
このまま作動してしまうと、ガラス全体を拭くことができず、拭き残しが出来るだけでなく、ゴムがちぎれてしまいフロントガラスにキズを作ってしまうこともある。これを防止するために、寒さに強い天然ゴムなどを使用した雪用ワイパーも存在する。
クルマによってはワイパーブレードが上がらないようになっているものもある。これは空力や風切り音などの理由で、ボンネットフードのなかに隠れるような設計をしているためだ。
こういったタイプは上げることができないので、使用前に雪を掻き出し、フロントガラスを温めてから使用するのがいいだろう。ちなみに寒冷地仕様などでは、ワイパー用の熱線が入っているクルマもある。
まだまだこれからの季節は雪が降る可能性がある。とくに雪になれてない地域のオーナーは、十分に対策して、クルマを大事に維持してほしい。