ランボルギーニがヒストリックカーショーにミウラとカウンタックのレストア車を展示 (1/2ページ)

ランボルギーニモデルのコンクール・デレガンスを行うことも発表

 2017年4月5日から9日にかけてドイツで開催されたヒストリックカーイベント「テクノクラシカ」にランボルギーニのレストア部門「ランボルギーニ・ポロストリコ」が出展した。展示したのはレストアを終えたばかりのミウラSVと、現在レストア中のカウンタックLP400のシャーシである。

 そしてこのイベントをきっかけにランボルギーニは、著名な建築家やデザイナーの作品や生誕地に敬意を示した年に一度のイベント「ランボルギーニ・アンド・デザイン」を開催すると発表した。これは往年のランボルギーニを集結させコンクールに相応しいコンディションのクルマに賞を与えるイベントで、2017年9月15日から17日にスイス・ヌーシャテル州で行う。

 さて、テクノクラシカに展示したミウラSVは、ボディ、エンジン、内装にかかったレストアの作業時間は2000時間以上(!)におよび、あらゆる部分にランボルギーニ・オリジナルパーツが使われている。シャーシとボディは塗装をすべて剥がしてから腐食防止処理を行った。

 ボディはポロストリコの資料を参考に塗料を調合し、ゴールド・メタリックを再現している。内装もポロストリコで選び抜いたレザーにオリジナル処理を施したブラックで一新。ちなみにミウラSVは現在2億5000万円から3億5000万円で取引されている。

 シャーシのみが出展されたカウンタックLP400は、11カ月以上かけてフルレストアを進めている。生産台数150台しかないLP400は、1976年に生産された当時のまま細部を復元。エンジンや、機械部品、電気系統の検査と修理が行われている段階だ。内装はタバコカラーのレザーを使用して復元予定。

 ポロストリコの手によるカウンタックLP400が仕上がるのが非常に楽しみだ。


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