アウディ最小SUVのQ2登場! 立体駐車場にも入庫可能なコンパクトサイズ

扱いやすいボディサイズでも室内空間や荷室は十分

2016年のジュネーブショーでデビューした、アウディ最小のクロスオーバーSUV「Q2」がついに日本上陸。4月26日に正式発表された。発表会にはデザイナーのマティアス フィンクさんが来日、アウディジャパン代表取締役社長の斎藤 徹さんと共に登壇した。

ボディサイズは全長×全幅×全高が4200×1795×1530mmと、とくに全高が低く、日本の立体駐車場にも余裕で入庫可能な高さに抑えられているのが大きな特徴。

そのなかで、後ろ下がりのルーフラインに、ボディ色とは異なるガーニッシュを装着するCピラー、大型のシングルフレームグリルを備えることで、クーペのように低く構えた流麗かつ迫力あるシルエットを作り出しつつ空気抵抗を低減し、Cd値0.30を達成した。ボディサイズを抑えつつも、室内は後席を含め大人5人が充分快適に過ごせる空間を確保。荷室容量も標準の状態で405リッター、後席を全て倒した状態で1050リッターと申し分ない広さだ。

ナビなども充実しており、バング&オルフセン製サウンドシステム、タッチパッド付きロータリースイッチで操作するナビ「MMIタッチ」、テレマティクスサービス「アウディコネクト」に加え、メーター上に地図などを表示できる「アウディバーチャルコックピット」などを用意する。

シャーシではフロントにストラット式、リヤにトーションビーム式のサスペンションを採用するとともに、深く切り込むほどギヤレシオがクイックになるプログレッシブステアリングを全車標準装備。

ボディではA/Bピラー上部にホットスタンプ材を採用するなど、高張力鋼板の使用比率を全体の22%に高めることで、車重をもっとも軽量なモデルで1205kg(欧州仕様値)にまで絞っている。

エンジンは1リッター直3(116馬力/200N・m)、気筒休止モード付きの1.4リッター直4(150馬力/250N・m)の2種類。1リッターモデルは、「アウディQ2 1.0 TFSI」「アウディQ2 1.0 TFSI aport」、1.4リッターモデルが「アウディQ2 1.4 TFSI cod sport」で、3グレード展開となる。

組み合わされるトランスミッションは、Sトロニックと呼ばれる7速DCT。駆動方式は全グレードFFのみだ。

Audi Q2 1.0 TFSI sport、1.4 TFSI cylinder on demand sportには、衝突軽減システムのアウディプレセンスフロントやアダプティブクルーズコントロールを標準装備。セーフティパッケージを選択すると、アウディサイドアシスト、アウディアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、アウディプレセンスベーシック、ハイビームアシストなどの先進装備がすべて装備されることになる。

また、今回の発売を記念して、特別仕様車「アウディ Q2 1st edition」を販売。これは1.4リッターモデルをベースにしたモデルで、280台の台数限定となる。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

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