クルマに詳しくなくても実践可能な「失敗しない」中古車の選び方 (1/2ページ)

まずは焦らず欲しい車種を何台か見比べる

 クルマが欲しい。欲しくて堪らない! と舞い上がってしまうと、失敗するのが中古車選び。冷静に見るとダメなところだらけで、真っ直ぐ走らないものを買ってしまって大後悔したりして、高い勉強代だったと泣き寝入りなんてこともあったりする。中古車 選び方

 のちには武勇伝的なネタになったりするけど、最初から上モノが買えれば素敵なカーライフが待っているのだ。ということで、失敗しない中古車選びの簡単実用ポイントを紹介しよう。

 まずはとにかく台数を見る。超ビンテージで、実車が見られるのも奇跡的という車種は別として、大抵の車種はじっくり探せば何台か見られるハズ。とにかく数を見れば、基準ができてくるので、個車の善し悪しが自然とわかってくれば、ボロを前にして「こんなものですよ」という常套句にも惑わされなくて済む。

 個々のクルマのチェックだが、いきなり近づいてあちこち見るのではなく、まずは離れて眺めてみる。パネルが1枚だけ色が違うとか、ずれているといった具体的な印象をチェックするだけでなく、全体の佇まいも感じ取っておく。なんとなくの感覚で恐縮なのだが、程度のいいものは古いクルマでも印象としてピシッとしているし、ダメなものは新しい年式でもどこか雰囲気が悪いものである。

 その後、細かいところを見ていくのだが、ボンネット/ドア/トランクなど、開けられるところはすべて見る。その際、カーペットなど、めくれるところはできるだけ見ておこう。フロアが濡れていたということが意外にあったりするし、最悪の場合はサビが出ていることもある。エンジンルームは見抜くのは難しいのでザッとでいいが、パネルなどの状態が左右で違ったりしないかなどは見ておきたい。

 開けられるところをすべて開けたら、今度は作動させられるところはすべて作動させる。エアコン、オーディオ、メーター類、さらにはウインドウの開閉など、見ただけではわからないところを確認。エアコンはただオンオフするだけでなく、きちんと冷えるかも見ておこう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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