クルマのボディに付着した虫はどう除去するのが正解?

付着したままは塗装に悪いがムリに取ろうとすると傷になることも

 夏だけでなく、秋でも注意したいのが、走行中に付く虫だ。たとえば夜の高速道路では、ライトの光に集まって来つつ、すごい衝撃でボディやウインドウに当たるので、かなりみっともないし、場所にもよるが、多いところでは虫だらけになるということもある。また、走行風で乾燥するというのもあるのだろう、こびりついて簡単に落ちなかったりするから始末が悪い。ボディの虫

 破裂したようにくっ付いているということは、内臓も出ているということ。内臓は酸性だったりするので、塗装にダメージを与えるし、そもそもみっともないので、できるだけ早く取り除きたいところだ。

 しかし、いきなりゴシゴシとやってはダメ。乾燥していると取りにくいので、塗装にキズを付けてしまいかねない。また硬いものを食べる虫だと、未消化のものでキズを付けることもある。鳥のフンも同様だ。

 ダメージを与えないで、スムースに取り除く方法としては、まず濡れた柔らかいタオルでザッと全体を濡らして、虫の死骸をふやかしてやる。そしてしばらくして、もう一度拭けば落ちるはず。

 さらに裏ワザとして使えるのが、ガラスクリーナーだ。ガラスクリーナーであれば塗装を傷めないし、スプレーなので使い勝手もいい。サッとひと吹きしてやると、液剤が死骸に染み込んで浮かせてくれるので、あとは拭き取ればいい。

 いずれにしても無理しないのが鉄則。取る手段がない場合は、無理して取ろうとせず、雨が降れば自然に落ちるので、それまで我慢するのも塗装保護という点ではいいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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