どの国も美人が勢揃い! 各国の個性が際立つモーターショーに華を添えるコンパニオン

自動車マーケットの成長とともにコンパニオンの美しさもアップ

 日本を問わずモーターショーの華といえばコンパニオン。いろいろな国のモーターショーへ出かけていると、やはりそのお国柄というものも感じることがある。直近で訪れたインドの「デリーオートエキスポ」の会場でも、多数のコンパニオンがわれわれ来場者に笑顔をふりまいてくれた。インドというと日本からの距離感もあるのか、“謎めいた”イメージも強いのだが、インドの女性はデリー市内で見ていても美人が多い。

 筆者も会場内の展示車両を撮り終えるプレスデー2日目の午後から、仕事上必要があるためにコンパニオンの撮影タイムとした。デリーオートエキスポでは二輪ブースほうが多いので、二輪ブースから撮影を始める。撮影を進めていくなかであることに気がついた。ボリューム感のあるコンパニオンが目立つのだ。先進国でのモデルやコンパニオンといえば細身が主流。ただしアフリカあたりでは、ふくよかな女性が好まれるというから、ここインドでもボリューム感のある女性が好まれるのかもしれない。

 カメラを向ければきちんとポージングしてくれるコンパニオンばかりだが、なかには「恥ずかしいから撮らないで」と撮影お断りされることも。インドはこれからまだまだ成長していく国なので、コンパニオンもまだ素朴さを感じることができる。

 あくまでも個人的判断ではあるが、いままで訪れたモーターショーで圧倒されたのはモスクワモーターショー。“クールビューティ”という表現が似合う長身の美人ぞろいというだけでなく、カメラを向けると複数のポーズをとってくれるなど、コンパニオンではなく、その対応はモデルの域に達している。

 中国のモーターショーは12年前ほどから出かけるようになったのだが、最近は大気汚染の関係もあるのか全体的に肌が荒れているお姉さんも見られ、そういう方はバストアップの撮影はしないようにしている。広大な国土のそこかしこに中国民族系メーカーの本拠地があり、少し前までは各メーカーのコンパニオンはそれぞれのメーカーが現地採用して連れてきていることも多く、さまざまなタイプの異なるコンパニオンに出会うことができる(直近はそうでもなくなってきた)。

 そして連れてきたお姉さんのなかには、そのメーカー幹部の愛人やよく通うお店のお姉さんなども混ざっていることも……。数年前になるが、モーターショーの取材で訪れたある中国の都市で、地元駐在の日系企業関係者と会食した後に“お姉さんのいる店”に連れて行ってもらったことがある。そこのママにモーターショーの取材に来たと話すと、「うちの女の子にコンパニオンがいるわよ」と言って、その娘は休みだったのにお店にわざわざ呼んでもらい、コンパニオンのお姉さんと一緒にお酒を飲んだこともあった。

 韓国のヒュンダイグループは、数年前までは中国でも韓流ドラマの人気が高いこともあり、韓国から韓国人のコンパニオンを中国に連れていったそうだ。そんな中国だが、北京と上海ショーは国際格式ショーを意識してここ数回はショー会場でのコンパニオンの使用を禁じている。ただ北京、上海と並び中国三大モーターショーとされている広州モーターショーは、今でもショー会場にたくさんのコンパニオンがいる。

 “ほほ笑みの国”タイのバンコクで開催されるバンコクモーターショーでも多くのコンパニオンのお姉さんが会場内にいるが、“なかにはお姉さんじゃない人”も何人かいる(ニューハーフなどということ)などとまことしやかにそんな話を聞くが、事実関係を確認することはできていない。

 最近はジャカルタ地区で大きな自動車ショーを年2回開催するインドネシアのコンパニオンのお姉さんもレベルアップが加速している。ただバンコクショーのお姉さんなどと比べると素朴なイメージがまだ強く、“それがいい”というひとも目立つ。

 モーターショーが年々開催規模や盛り上がりを増していくということは、国の成長とともに自動車マーケットも成長していることになる。それにともなって女性もどんどん美しくなっていくことをまさに筆者は新興国のモーターショー会場で肌で感じている。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

-

愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

新着情報