【美人自動車評論家】吉田由美の「わたくし愛車買っちゃいました!」その41

電池切れになるといろいろと不便……

 すみません。このところ、自分の愛車「メルセデス・ベンツCLAシューティングブレーク」に乗るときは、枕詞にいつも「久しぶりに」という言葉が付きますが、まさに今回もそう。久しぶりに乗ったら、いきなりインジケーターに「キーの電池を交換してください」の文字。吉田由美

 ちょうどその後でメルセデス・ベンツ関係者にお会いしたのでその話をすると、まずはキーを開ける→中のアナログキーを取り出す→そのキーで電子キーの中の奥にある見えないスイッチを押す→ふたが開き電池を取り出す→電池交換、という手順で自分でも電池交換が可能。知らなかったー! 今までたまたまそういう機会がなかったのか? あるいは誰かがこっそり電池を入れ替えてくれていたか?

 電子キーは今やほとんどのメーカーが採用していますが、私はこれまで電池切れになったことはありません。でも通常でも使い方にもよるそうですが、2年前後ぐらいで電池切れはやってくるようです。電池なのでなくなるのは当たり前ですが。

 自宅に戻ってスペアキーに替えましたが、そちらはすでに完全に電池切れ。愛車を解錠しようと思っても、まったく反応なし。運転席はアナログキーで開きましたが、後席もラゲッジのドアも、ウンともスンとも言いません。……ラゲッジの荷物が出せません。

 電子キーは遠隔操作もできるので便利ですが、電池切れになるとむしろ厄介。しかし今回わかったのは、メルセデス・ベンツの電子キーは、自分で電池を取り換えられるようになっているので良心的ということ。とある日本車メーカーの場合、アナログキーは取り出せますが、その先の電池交換しようと思ったらさらにキー本体を開けなければならないためマイナスのドライバーなど別のもので対応せねばならず不親切なタイプも。こういう細かいところまでユーザーのことを考えているのがメルセデス・ベンツです。

 ハイテクとアナログをうまく使い分け、いざという時でもユーザーに優しい。私も知らなかったら、ディーラーに乗って行って、電池交換してもらうところでした。でも出先でいきなり電池切れになったら、そんな余裕もないだろうし、自分で対処できるのは嬉しいです。

 もしかしたらディーラー交換を促すためにそうしているのかもしれませんが……。と、こんなところに感心した私でした。そしてメルセデス・ベンツと言えば、今月26日発売「CARトップ」の私の連載ページは「自
動車業界のおもてなしのプロ」にご登場いただきます☆お楽しみに!


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