子どもがいても諦める必要なし! 家族に気づかれないファミリーカーの皮を被ったスポーツモデル5選 (2/2ページ)

走りを際立たせる機能が与えられたモデルも!!

 4)ホンダ・ヴェゼル

 そしてもう1台、SUVからホンダ・ヴェゼル。全長4.3mほどのコンパクトクラスに属するSUVですが、同クラスのSUVのなかで、ヴェゼルはダントツに後席が広くて、低床フロアのラゲッジも大容量。シートアレンジが多彩なので、子どもが小さなうちから成長するまで、いろんなシーンに合わせて使いやすいのがイイところ。デザインも若々しいですよね。

 で、走りの良さで群を抜いているのは「HYBRID RS Honda SENSING」というトップグレード。モーターアシストによるモリモリとした加速フィールはもちろん、足まわりに18インチアルミホイール、RS専用パフォーマンスダンパーを奢り、VGR(可変ステアリングギヤレシオ)とパドルシフトもあってキレのいいステアフィールが味わえます。ガソリンモデルのRSにも同様の装備があるんですが、ハイブリッドはバッテリーが床下に搭載される分、低重心なドッシリ感が増して乗り心地も上質に。室内の静かさもアップするので、そんなところもママに気に入ってもらえそうですよね。

5)MINI クロスオーバー

 さて、最後の1台は輸入車から。女性からも「一度は乗ってみたい」とラブコールの多い、MINIです。なかでもMINIクロスオーバーは、室内も荷室も広いのにMINIの世界観はそのままの空間で、カラーコーディネートの選択肢も豊富。オプションでラゲッジフロアの下に収納できる「ピクニック・ベンチ」なんて、遊び心のある装備があったり、アクセサリーだって可愛いものが山のようにあるので、どれにしようかな〜って、ママもウキウキでカタログを見てくれること間違いなし。

 でもじつは、こんなに可愛いMINIが乗ったらとんでもないジャジャ馬スポーツカーだなんてことを、ママはまだ知らない……。クロスオーバーはちょっと車重が重いから、出足は鈍めだけど、MINI伝統の「ゴーカートフィーリング」は健在。JOHN COOPER WORKSは見た目がちょっとやりすぎ感あるので、COOPER S ALL4かCOOPER SD ALL4あたりがよさそうです。

 家族のためと言いつつ、自分が気持ちよく走れる「隠れスポーツ系ファミリーカー」たち、いかがでしたでしょうか。牙を抜かれる寸前かと覚悟を決めていた男性のみなさまも、ちょっとは希望を持っていただけそうでしょうか?

 じつは我が家も少し前に、夫がいきなり「昔欲しかったスポーツカーの出物があるから買いたい」などと言いだし、大ゲンカになったんですよ〜。古いし狭いし税金高いし、私や娘になんのメリットもないのに、ただ自分が気持ちよく走れるからってだけで買いたいなんて、そんなの許せるワケないわ。

 ここに挙げたクルマたちなら、奥様にも子どもにもちゃんとメリットがあるから大丈夫。話を切りだすときは、あくまで最初にそのメリットを伝えて、ママの心をつかんでくださいね〜。ご健闘を祈っております!


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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