家族も満足サーキット派も納得!  ニッポンの俊足スポーツセダン4選+α

家族も満足サーキット派も納得!  ニッポンの俊足スポーツセダン4選+α

実用性とスポーツカーばりの走りを両立したモデルたち

 BMW M3セダンやアウディRS3セダンなど、スポーツカーと同等以上の走りと、4ドアの実用性を兼ね備えたスポーツセダンは、ある意味クルマ好きのベストチョイスといえる車種。かつては国産車のスポーツセダンといえばスカイラインが代表格だったが、いま最強と言えるのは下記のクルマ達だろう。

1)スバルWRX STI

 現在の国産スポーツセダンのナンバー1は、やはりスバルWRX STIだろう。308馬力の強力なエンジン、4WDながら車重を1.5tに抑えたのは立派。WRCへの参戦こそなくなったが、ニュル24時間レースには連続参戦。2018年には5度目のクラス優勝を成し遂げていて、モータースポーツ色は色褪せていない。スポーツセダン

 強力なブレンボ製6ポッドのモノブロックブレーキに、最先端の電子制御マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)、19インチタイヤなどを武器に、世界に誇れるスポーツセダンといえ、それが400万円ちょっとという価格設定なのは、スバルの企業努力に敬意を表してもいいぐらい。WRX S4も追従性のいい、フラットなフットワークで、スポーツセダンのお手本級の一台だ。スポーツセダン

2)ホンダ・シビック

 速いという意味では、ニュルブルクリンクでのFF市販車最速タイムを塗り替えたシビックタイプRも大きな存在。320馬力の2.0リッター直4VTEC TURBOエンジンは、ひと昔前のFF車では考えられないほどのパワフルさ。リアのマルチリンクサスペンションもよくできていて、CF(コーナリングフォース)の高さは、セダンでは随一。車重も1390kgとまずまずで、速さの点では文句なし(製造がイギリスなので、国産セダンかというと……)。スポーツセダン

 ただ、ドライビングプレジャーという意味では評価が分かれるところ。速さ=楽しさと思う人にはおすすめだが、軽快感やおおらかさは今ひとつ。と、ここまで書いておきながら、上記のような意味でもタイプRではない、見た目はおとなしいが走ると楽しいセダンやハッチバックのシビックの方が、従来のスポーツセダンのイメージにはマッチする気がする。スポーツセダン

3)トヨタGR SPORT MARK X

 MARK X 250Sをベースに、GAZOO Racingがスポーツカーとしてのチューニングを施した一台。サスペンションはフロント20mm、リヤ15mmをローダウンさせた専用のスポーツ仕様。ブレーキも専用の対向4ポッドキャリパーを装着。スポーツセダン

 ボディは多数のスポット増しで剛性アップが図られ、ブレースバーなど7点の補強バーを追加しボディ剛性を確保している。エンジンは直噴の3.5リッターV型6気筒でパワーは318馬力で、これに6速Super ECTという組み合わせ。スポーツセダン

 ベース車に60万円プラスでこのチューニングならコストパフォーマンスはけっこう高い。トヨタにはレクサスブランドで、GS Fという最強の4ドアスポーツセダン(最高出力477馬力)もあるが、あちらは1100万円オーバーなので、ちょっと別格。FRスポーツセダンとして、より高く評価できるのは、GR SPORT MARK Xの方だろう。

4)マツダ・アテンザ

 デザインに勢いがあり、スポーツマインドを深く理解しているマツダが誇るスポーツセダン。クリーンディーゼルのスカイアクティブ-D 2.2を搭載するXD L Packageに、6速MTを用意しているところがマツダらしい。ちょっと車体は大きいが、上りのワインディングでもよく走り、なによりトルク感があるのが魅力的。

スポーツセダン
もっと軽快な走りを望むなら、アクセラもおすすめ。1260kgの軽くて剛性の高いボディに、6速のスカイアクティブ-MTがあるところにけっこう惹かれる。価格も240万円前後と手を出しやすくてお買い得。スポーツセダン

・その他

 新車ではなく中古車となると、マツダのRX-8はかなりおすすめ。4ドアのフロントミッドシップで、ハンドリングの良さはスポーツカーそのもの。ロータリーエンジンで速さもあるが、そのエンジン以上にシャシー性能が勝っている。中古車の相場は60万円前後。今後評価が上がれば、もっと価格が高くなるかもしれない。スポーツセダン

 もうひとつ前の世代のスポーツセダンでいえばトヨタのチェイサーJZX100も外せない。いかにもスポーツセダンらしい一台といえる。2.5リッター直6ターボの1JZを搭載し、チューニングパーツも豊富。ツアラーVの3割がMT車だったことからも、“走りのクルマ”と認知されていた。2001年に生産中止になっているので、もう結構古いクルマだが、タマ数は多い。

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