誰でもできる! 希望ナンバー取得と名義変更をセルフで行う方法とは(前編)

手間だが節約効果が大きい

 私ごとであるが、最近個人売買でクルマを買った。中古車を買った際には当然ながら名義変更が必要になり、お店で買った場合にはたいてい名義変更が済んだ状態で納車してくれるものだが、個人売買や住まいから遠くのお店での購入だと(後者はお店の手間などの問題で)名義変更の手続きを新所有者がするケースが出てくる。

 名義変更にまつわる手続きはそういった業者にお願いするという手もあるが、筆者は比較的時間が自由な個人事業主かつ自動車メディアで仕事をさせていただいている身ということもあり、名義変更と同時にできる希望ナンバーの取得を自分で行った。そこで前編、中編、後編に分け、名義変更と希望ナンバーの取得の具体的な方法を紹介する。前編では名義変更のため陸運事務所に車両を持ち込む前の必要書類の準備について説明しよう。希望ナンバー

※後述する車庫証明の取得や任意保険の加入のために、クルマの購入が成立したら何かと必要になるそのクルマの車検証のコピーをもらっておこう。

■名義変更のために必要な書類

旧所有者

・印鑑証明書

・譲渡証明書(旧所有者の実印を押印し、印鑑証明書の内容に準じた新旧所有者の住所、氏名を記入)

新所有者

 ・印鑑証明書

その他

 ・購入する車両の車検証(名義変更する際には車検が残っていなければならないので、車検が切れている場合には旧所有者に予備検査を受けてもらうか、新所有者が名義変更の前に車検を取得することが必要。車検が切れているクルマは当然公道を走れないので、仮ナンバーを取得するかキャリアカーで移動しなければならない)希望ナンバー

※予備検査とはクルマの車両検査を受けた状態にしてもらうことで、予備検査があれば陸運事務所での手続きだけで車検が取得できる。有効期限は3カ月。

 ・委任状(名義変更、正式には移転登録や住所変更といったクルマの手続きを誰かに任せるという証明。旧所有者が新所有者に任せる場合には旧所有者の実印の押印、両者が友人などの第三者に任せる場合には両者の実印の押印が必要)

希望ナンバー※譲渡証明書と委任状はインターネット上からダウンロードできる

 ・車庫証明(クルマの保管場所の証明、新所有者が用意)

 車庫証明を取るには警察署で必要書類をもらうか、インターネット上からの書類のダウンロードが必要。車庫証明は保管場所が住まいなどのクルマの本拠位置から2km以内でないと取得できない。書類の記入は、購入するクルマの情報に関しては車検証を見て、保管場所の位置などに関してはその通りに記入すればいい。希望ナンバー少し手間なのが保管場所の位置の地図と、保管場所の持ち主が本人ではない場合だ(同居する家族の土地や月極め駐車場に保管する場合)。保管場所の位置の地図は所在図(その位置の地図)と配置図(保管場所の見取り図)に分かれ、前者はインターネット上の地図を印刷してもよく、後者は「月極め駐車場の何番」といったことを図で記入する。希望ナンバー

 保管場所の持ち主が本人ではない場合は、土地の持ち主となる家族や駐車場の大家さんのサインと押印が必要だ。

 車庫証明の書類を記入したら警察書に申請し(受け付けてくれるのは土日、祝日、年末年始以外の概ね午前9時半から午後5時15分)、受理されれば3日から7日間で交付される。(筆者の場合は金曜日に申請し、週明け水曜日に発行の5日後だった)。受け取りには印鑑が必要で、費用は申請時に2100円、交付時に証明ステッカー代500円の合計2600円だ。なお車庫証明の申請は新車を買う際に取得をお店に頼むと安くても1万円程度はかかり、かつ書類の記入は必要なので、可能なら自分でやれば手間の割に節約効果は大きい。希望ナンバー

※名義変更するクルマが軽自動車の場合には、オートバイの名義変更と同様に実印の押印や旧所有者の印鑑証明書が不要。地域によっては車庫証明自体が不要、もしくは軽自動車全体が車庫証明の取得は名義変更後でいいなど、登録車に比べると手続きは非常に容易だ(その分盗難に遭った際には簡単に名義変更されてしまうということでもあるが……)。

 通常の名義変更であれば必要な書類はここまでで、次は陸運事務所での手続きとなるが、「名義変更のついでに希望ナンバーにしたい」という場合には希望ナンバーを取得するための事前手続きが必要になるので、次回は希望ナンバーの事前手続きを紹介する。

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