なぜトヨタ新型スープラは市販車ではなくレース車両から発表したのか?

なぜトヨタ新型スープラは市販車ではなくレース車両から発表したのか?

市販版は2019年1月のデトロイトショーで発表予定

 2019年1月に開催されるアメリカ・デトロイトモーターショーにて市販バージョンが世界初公開される予定のトヨタ・スープラ。2018年3月には、スイス・ジュネーブモーターショーにおいてレーシングバージョンを公開、10月にはニュルブルクリンクの耐久レースに参戦して、その走りを披露したことも話題となった。

 ちなみに、ジュネーブモーターショーにお目見えしたレーシング仕様はオーバーフェンダーや各種の空力デバイスを備えたGT3仕様といえるものであり、ニュルブルクリンクの耐久レース(VLNシリーズ)に参戦したマシンは、ほぼノーマルといえるボディにカモフラージュのラッピングをした状態。同じ車体・仕様というわけではないが、発売を前にレーシーなムードを高めている。つまり、新型スープラはレースにも積極的に参戦していくという意思を示すために、ジュネーブモーターショーではレーシング仕様をデビューさせたと考えることができる。スープラ

 では、新型スープラが参戦するだろうモータースポーツは、どのようなカテゴリーになるだろうか? 現在、市販車のイメージを色濃く残すカテゴリーとしてはGT3、GT4、TCRといったところが挙げられるが、まずTCRについてはベース車としてクーペボディが認められていないため、あり得ない。日本ではスーパーGTとスーパー耐久に参戦できるGT3については、トヨタとしてはレクサスRC FにGT3仕様で参戦していることから、スープラのGT3仕様というのは考えづらい。そうした背景からすると、スープラのイメージリーダーとしてGT4仕様の市販レーサーが登場することを期待したい。スープラ

 アマチュアレーサーでも扱いやすいことがコンセプトのGT4カテゴリーに対応した車種としては、フォード・マスタング、ポルシェ・ケイマン、BMW M4などがあるが、そのキャラクターを考えると、スープラがGT4の仲間入りをすることは自然な流れともいえそうだ。ご存じのように、新型スープラはBMWとの共同開発であり、コクピットなどはBMWの流儀で仕上げられている。すなわち、GT4仕様を開発するノウハウもあるはずだ。スープラ

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