【動画あり】話題の新車で匠の技を巡る! 第1回 山形・天童の将棋の駒×マツダアテンザ (1/2ページ)

800kmを走破しても疲れ知らずの軽快なドライブフィール

 僕の名前はソーラー山口。編集部がつけてくれたペンネームだ。これまで農業やバイク屋などをやってきたが、現在は田舎の土地を利用して個人でソーラー事業を展開している。太陽光から発電して電力会社に供給するデンキ屋稼業だ。太陽が従業員というわけで、デンキ屋ではなくテンキ屋か。

 また、クルマも大好きで仕事用に軽トラック2台所有。これまでAE86、ギャランAMG、メルセデスC36 AMG、そのほか遊びグルマをいろいろ乗り継いだ。5年前にマツダ・アテンザのディーゼルを手に入れ、長距離温泉ドライブに目覚めた。以来、1カ月に2回程度の割合で日本中の温泉をクルマで渡り歩いている。ということで今回から、編集局長に誘われてドライブ紀行をすることになった。「普通の人」の感覚で見た新車インプレッションと、職人探しのレポートを書くことになった次第。

アテンザ

 第1回目の使命は、新型アテンザを駆って山形県まで走り、将棋の駒を作るニッポンの職人をインタビューせよ、というテーマ。同時に面白い温泉に泊まれという課題もあった。嬉しいような、帰ってからが大変そうなドライブのスタートである。用意されたクルマは、大幅なマイナーチェンジを遂げたアテンザワゴンの2.5Lガソリンモデルだ。ボディカラーは真紅で、光輝いている。派手だからまわりの人が振り返る。ちなみに僕の愛車は2013年製のアテンザワゴンディーゼル6速マニュアルだ。アテンザ

 最寄りのインターから高速道路に乗る。乗り心地が極めてよろしい。それに軽快なフットワーク。高速を走っていてオートクルーズを触っていると、なんと時速180㎞までセットできる。おいおい、どこでそんな速度を出せるんだよ、と言いながら輸入車みたいだなとニヤリ。僕のクルマは日本車標準の115㎞/hまでだ。

 常磐道を走り、いわきから磐越道を走る。左右の山は紅葉。黄色に赤が混じって何とも美しい。ちなみにこのドライブは10月の中旬に取材したものだ。磐梯熱海ICで降りてすぐの、人気ラーメン店「味噌屋」でお昼。味噌ラーメンがうまい。餃子も欲しいがビールも欲しくなるので我慢ガマン。ここから、母成スカイラインを目指す。ここは中低速コーナーが続く。かつては有料道路だったが今は無料で気分がいい。アテンザ

 新型アテンザの走りは軽快で、コーナーを意思通りにトレースしてくれる。有料道路が無料化されると補修が減るのか荒れた路面が目立つが、ここも御多分にもれず、である。しかし、アテンザは路面の凹凸を見事に吸収してしなやかに走り抜ける。ものすごくバネ下重量が軽い印象、ブレーキフィールも踏みしろに忠実で、運転がうまくなったと勘違いしてしまう。ここは用心だ。赤く染まった紅葉の下の撮影写真を見ると、木漏れ日にアテンザのボディが反射してじつに美しい。インスタ映えする光景だ。アテンザ

 今宵の宿は、福島の高湯温泉を選んだ。ここは上品な白濁した硫黄泉が人気だ。近くに活火山がある場所にはこんな温泉が多い。高湯温泉の泉質はドロドロした灰色系の硫黄泉ではなく、粒子の荒い硫黄泉で、しばらくソッとしておくと、透明感が増し、光の加減によっては青く映える。ほかの硫黄泉にはかなり酸性度が強くヒリヒリするものもあるが、ここはお肌の弱い人にもお勧めできる。翌日まで肌から硫黄のにおいがプンプン香って、温泉好きにはタマラナイ!アテンザ


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