コンディションは新車同様! あえて未使用車に手を出すべき人の条件とは (2/2ページ)

未使用車を買うなら新車保証はお金を払って継承するべき

 そう、「未使用車」はそのコンディションからするとお買い得だ。車種によっては2割引き、3割引きになっていることも珍しくない。もちろん、ナンバーをつけてから数か月は過ぎているので、車検期間の残りがその分だけ短くなっているというネガもあるが、機械としてはほぼ新車といえるコンディションで、新車時には考えられないほど安く手に入れることができる。

 もちろん、ボディカラーやメーカーオプションなど好みとズレていれば、あえて「未使用車」を狙う必要もないが、前述したように売れ筋のカラーであったり、装備であったりを意識して注文していることが多い。

 よほどこだわっているのでなければ好みの仕様は見つけやすかったりもする。とくにメーカーオプションのカーナビが装着されているケースではお買い得度がアップするので、装備面まで気を付けて「未使用車」を探すことで上手な買い物につながることもあるだろう。

 なお、注意したいのは2人目のオーナーには、そのままでは新車保証が継承されないこと。ただし、1万円~3万円程度の予算は必要となるが、ディーラーで点検を受けるなどして保証を継承することはできる。せっかく“ほぼ新車”のクルマを買うのだから、是非とも保証継承は行なっておきたい。ディーラー系の中古車店では保証継承を諸費用に含んでいるケースもある。そのあたりの確認は「未使用車」に限らず高年式の中古車を購入するときのポイントだ。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
趣味
モトブログを作ること
好きな有名人
菅麻貴子(作詞家)

新着情報