知らぬ間に愛車にヘコミ傷が! 駐車場でのドアパンチ回避法5選 (2/2ページ)

ドアパンチのキズを発見したら警察への届け出を忘れずに

3)左側に壁や柱がある場所がオススメ

 自分が停めた場所のすぐ左に壁や建物の柱などがあれば、自車の左側をドアパンチされる可能性は皆無になるのでかなり安心。多くのクルマは右ハンドルの国産車なので、これはかなり有効。

 ただし、ドアパンチの加害者は、ドライバーよりも自分でハンドルを握らない人、クルマへの愛情が乏しい、助手席の人や同乗者のケースも多々あるので、これも万全とは言い切れない。

4)2ドア>4ドア>スライドドア

 ドアの長さも、ドアパンチのリスクと関係がある。ドアが長い2ドア車は、ドアを開けたときに隣のクルマと間合いが詰まりやすい。スライドドアならドアパンチの可能性はまずないが、運転席や助手席までスライドドアのクルマはまずないので……。

 もっとも2ドア車はクルマ好きなオーナーが多いので、ドアパンチには細心の注意も払っている場合もあるので悩ましいところ。オーナーが大事そうにしていて、ボディがきれいな、品のいいクルマの隣が一番安全!?

5)風上に向けて停める

 ドアパンチは、強風に乗ってドアが思いのほか大きく開いて発生するケースも少なくない。したがって、自分のクルマも隣の他所のクルマも、風上に向かって駐車していることがけっこう大きなポイントになる。

 同様に、斜度がついている駐車スペースもけっこう危ないので、できるだけ平面な駐車場を利用しよう。

 どうしても斜度がついている場所に停めるときは、斜面の上側に他人のクルマが停まっていないところを選びたい。

 こうした対策を実行したとしても、不幸にしてドアパンチをされてしまい、相手が誰なのかわからない場合も一応警察に届け出ること。

 自腹で直す、保険を使って直す、そのまま直さないで乗り続けるにしても、警察に来てもらって「実況見分調書」と「交通事故証明書」を作ってもらうことは重要。

 あとで加害者が名乗り出てきたり、防犯カメラ等で特定できたとしても、警察への届け出がなければ、そのままうやむやになってしまうので、面倒でも警察への連絡は忘れずに。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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