【過走行も放置もコンディションを落とす】クルマの状態をベストに保つために1カ月で走るべき適正な距離とは (2/2ページ)

最低でも週に1度エンジンがしっかり暖まるまで走ること

 人間と同じで、寝てばかりいると長生きするかというとそうでなく、ある程度のストレスなどがあったほうが元気でいられるのと同じ。クルマも動いて、さまざまなところに、適度な負荷がかかったほうが調子はいい。

 では、最低でどれぐらいの頻度で乗るのがいいかというと、週1回、エンジンがちゃんと暖まるまで走るというのが目安となる。近所を1周する程度だと、エンジンにしっかりと熱が入らないし、バッテリーも活性化されず、劣化が進んでしまう。つまりちょい乗りはダメで、逆にクルマを痛めてしまうこともあるので注意が必要だ。

 週1回が無理でも、月に500kmぐらいは走りたいところ。そうすると、1年で6000kmとなって、10年で6万km。今まで、いろいろな中古車を見てきたが、このあたりが好調維持の最低ラインのように思える。さらに10年10万kmぐらいのペースなら、メンテさえキチンとしていれば問題なく、好調を維持できるはずだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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遠藤ミチロウ、岡江久美子

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