優雅に「見せてるだけ」で意外と面倒くさい! 超高級車乗りの知られざる「苦労」とは (1/2ページ)

優雅なだけではない高級車ならではの苦労も!

 ベントレーやアストンマーチン、ロールスロイスにマクラーレン。すべて、新車価格はそこそこのマンションが買えそうなほどの高級車として、「死ぬまでに一度は乗ってみたい」と憧れる人も多いのではないでしょうか。ボディカラーやインテリアの素材、快適装備に至るまで、ほぼオーダーメイドという車種もあり、クラフトマンシップあふれる丁寧な仕事ぶりが感じられる、自分だけの特別な1台に乗れるというのも心くすぐられる理由です。

 ただ、そうした高級車のカーライフというのは、庶民の私たちからすればどこを切り取っても優雅なものに見えるのですが、じつはその陰にはちょっとした苦労や、努力のあともチラホラ。今回はそんな、私たちが気づかないところで、高級車だからこその意外に面倒くさいポイントをご紹介したいと思います。

 まずはやっぱり、高級車というのは街中でもどこでも、良くも悪くも凄まじいオーラを放って人目を引いてしまうもの。皆さんも、「どんな人が乗ってるんだろう?」と興味津々で見てしまったことって、ありますよね? 「なーんだ、有名人じゃないのね」とか、「えっ、あんな人か」なんてガッカリすると、そうした感想は言葉に発しなくてもなんとなく視線にのって届いてしまうようで、高級車に乗る人は常に服装や立ち居振る舞いに気をつけている人が多いです。信号待ちで隣りの車線に停まったクルマからガン見されたり、駐車場から降りる時にも注目が集まるので、けっこう気を使うものなんですね。まぁ、なかには「そんなの関係ねぇ」という人や、逆に「見られたい」という人もいらっしゃいますが。

 次に面倒くさいのは、高級車の定番となっているホワイトレザーのインテリア。見た目にはとても素敵なんですが、ジーンズなど濃い色の洋服を着て座ると、色移りしてしまうことがあるので、じつは乗る時の洋服に気を使うのです。ゴツめの指輪やネックレスなども、引っ掛けてレザーに傷をつけてしまう可能性もあるし、いつまでも綺麗なインテリアを保つためには、頭のてっぺんからつま先まで、身につけるものを選ばないといけないんですね。また女性特有の“あの日”なんかも、白いシートというのはとても気を使いますから、大変ですよね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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