「技術があれば」費用は「10分の1」以下! 運転免許の「一発試験」とは (1/2ページ)

一発試験のメリットは時間の節約につながることだ

 運転免許を取るには大きく分けてふたつの方法がある。ひとつ目はもちろん教習所に行って、習いながら取る方法で、実技と学科を学びながら段階を踏んでいくので安心感がある。もうひとつはいわゆる一発や飛び込みと呼ばれる方法で、各都道府県にある警察が運営する運転免許センターで試験を受けるというものだ。こちらも実技と学科がある。

 もともとは試験場で取るのが本則で、それでは運営する警察も対応できないので、公認自動車学校制度を作って、そこでしっかりと講習を受けて完了すれば実技を免除するというシステムが出来上がった。その完了というのが卒業検定で、要は一発試験の内容はこれと同じこと。

 極端な言い方をすれば、練習しようがしていまいが、技術があって卒業試験にパスすればいいという考え方というわけだ。普通はそのような技能もないので、自動車学校で学ぶということになる。

 全員が自動車学校に行けばいい気もするが、一発のメリットはなんだろうか? じつは筆者も普通二輪は一発で習得していて、実際に感じたことも含めて整理すると、まずは時間が節約できる。運転免許試験場の場所にもよるし、受験者が多いと待ちの時間もあるが、試験自体は10分ぐらいで、あっという間だ。落ちればがっくりだが、いずれにしてもすぐに帰れる。

 また、教習所の教官には失礼だが、いちいち細かいことを注意されたりしないのもいい。とにかくすべてが自己完結だ。ちなみに、一発でも落ちた際にアドバイスはしてくれるし、練習がてらちょっと余計に走って戻ってくればいいと言ってくれることもあって、完全放置でもない。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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