最善とは限らない! 中古車の「ワンオーナー」に潜むワナ (1/2ページ)

この記事をまとめると

◼︎必ずしも「ワンオーナー」がいいとは限らない

◼︎大事にされていた可能性が高いが、変なクセがついてしまっている場合がある

◼︎コレクションされていたクルマは乗られてないので、パーツが劣化したままの可能性もある

オーナーのクセがクルマに染みついてしまっていることも!

 中古車を購入するとき、ウリのひとつとしてよく語られるのが「ワンオーナー」だろう。ワンオーナー車とは読んで字のごとく、今まで1人のオーナーだけに乗られてきたクルマであり、状態が良いというのが定説である。

 もちろんそのクルマを新車で購入した人がずっと乗っていた個体であるから、大切にされている可能性も高いのは間違いないのだが、ワンオーナー車ならではの意外な落とし穴もあるということをお伝えしたい。

 まず、ワンオーナーということはオーナーが一度も変わっていないということであるから、当然そのオーナーのクセが染みついてしまっている。たとえばMT車で信号待ちの間もクラッチペダルに足を置きっぱなしというクセのあるオーナーであれば、走行距離以上にクラッチの消耗が進んでいるし、身体の大きなオーナーであれば運転席シートのヘタリが早まっている可能性もあるだろう。

 このように、前オーナーに特徴的なクセがあった場合は、ワンオーナーでも特定の場所が劣化している可能性もあるのである。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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